FC2ブログ

2010年ベスト・ソング⑨

Teenage Dream
from the album "Teenage Dream"
/ Katy Perry

Katy Perry-Teenage Dream
はしたないくらい愛して
 年甲斐もない話だが、アイドルとかスターとかとにかくそういう煌びやかなものに弱い。何がいいって、やっぱり見ていて心も身体も踊りだしてしまうくらい、お行儀が悪くなってしまうところだ。そしてそのお行儀の悪さこそが、アイドルやスターに関しては最大級の礼儀である、というところがまたいい(思い込んでいるだけと言われればそれまでだが、しかし、思い込むことができる、ということがいかに幸せなことか)。彼らが立つ、メディアというとてつもなく大きなステージ。そこは、ただひとつ許された、世界で最も巨大な求愛の場所だ。そこで惜しげもなく派手な露出を繰り広げるケイティ・ペリーには、グラミーでさえもひれ伏した。セカンド・アルバム『テーンエイジ・ドリーム』から発表されたシングル三曲はすべてが全米一位を獲得、リード・シングル“カリフォルニア・ガール”は2010年全米で最も売れたシングルにも選ばれた。コメディアンであるラッセル・ブランドとの結婚など、ゴシップでも話題に事欠かなかった2010年のケイティの大股闊歩ぶりには、やはり本物のスターだけが見せることのできる、世界中を魅了していくその姿そのもので更に人々を魅了する、というミラクルが起こっていた。ひとりの女性を中心に世界が狂気していくその様相は、わたあめみたいな甘い思い込みがふくらんでいく『ティーンエイジ・ドリーム』のジャケットのイメージともとてもよく似ている。そんなケイティのセカンド・アルバムから、表題曲でありアルバムの冒頭を飾ったこの歌を選んだ。とてもワクワクする言葉が並ぶ。ティーンエイジ・ドリーム。ヤング・フォーエヴァー。ターン・ミー・オン。しかし極めつけは、ハート・レーシング。ハートの競争である。そうなれば、やはりドキドキした者勝ち、ということだろう。それがたとえ恥ずかしい思い込みにすぎなかったとしても、である。そして、煌びやかな大ステージに立つことがないかもしれない僕たちでさえ、そんな求愛の場所をすでに知っている。この歌で歌われる「ティーンエイジ」とは、きっとそういうことだろう。
スポンサーサイト



18:33 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
2010年ベスト・ソング⑩ | top | 2010年ベスト・ソング⑧

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://overtheborder.blog64.fc2.com/tb.php/981-aa28aa46