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LOVE マシーン
/ モーニング娘。

モーニング娘。-LOVEマシーン
考える暇があったらすきって言え
 人は、考える。頭を使う。想像する。これをやったら、こうなる、とか、こう思われる、とか。みんな、何かを背負っているからだ。守らなきゃいけないものがあるからだ。家族とか、家賃とか、養育費とか、何でもいい。一度の間違いだけで、それらすべてを失うことだってある。そして、数多とあるそんな守るべきものの中で、案外と重荷になったりしてしまうのが、自分自身だったりする。本当は大好きなくせに大嫌いって言っちゃったりとか、ちゃんと欲しいって素直になれなかったりとか、自分のこと守るつもりでやったことが、かえって自分を追い詰めて、どうにもこんがらがっちゃったりして、最後には身動きが取れなくなる。それが自意識っていうもんだ。なんか照れちゃうんだよね。シンプルになるのって。
 こんなにも無責任な歌はないと思う。「日本の未来はWowWowWowWow」って、もうただのバカだと思う。誰もが何かを背負わざるを得ないこの社会で生きる限り、この歌だって、例えばこれを歌わされるメンバーの将来とか、その家族の期待と不安とか、レコード会社の収益とか、いろいろなものを背負っているわけで、どうやったってそういうものと無関係にはなれないはずなのに、ものの見事に何にも背負おうとしてない。メロディは竹を割ったようだし、歌詞にも考えなきゃ理解できないような意味なんてこれっぽっちもない。この歌のPVのメイキングで、石黒さんが言ってる。石黒さん、ホント夜の街とか似合いそうなクールな表情のできる人なのに、もう頭おかしくなったんじゃないかっていう顔とダンスをカメラの前で披露、他のメンバーに腹抱えながら笑われて、一言。「もうね、間違っても何でも、とりあえず、やれっ」。そのとおり。この歌は、そういう歌だ。言い換えるなら、“LOVE マシーン”は、間違ってもいい場所、っていうことだ。人は、間違えないために考える。意識を使う。やっていいこととやっちゃいけないことの境界を、頭をひねって法律とか倫理観とか用意して明確にしようとする。でももう意識とか感情とかそういうややこしいもん全部押しのけて取っ払って間違ってもいい場所を作って、そしたらさあ何ができるって言ったら、やっぱり「LOVE」しか残んねーんじゃねぇかって歌。人に話しかけられたら、耳を傾ける。自分も相手に話しかけたりする。それが自然な、シンプルな回答ってやつだ。そこで耳を塞いだり、相手の声を掻き消そうとしたりするのは、劣情とか嫉妬とか憤慨とか驚愕とかとにかくややこしい意識と感情がまだ機能してるせいだ。何かを嫌いになるには、頭を使わなきゃならない。考えなくてもわかるのは、いろいろひどいこと言ったりもしたけど、きみのことすきだってこと。きみのことすきって言わない理由なんて、実はどこにもあるわけなんかない。僕たちが最後まで生産できるのは結局のところ、「LOVE」だけ。だから実際この歌だって、めちゃくちゃ売れまくって、モーニング娘。史上最も「考えるまでもない」歌になったじゃないか。

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