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市原隼人みたいになりたーい!

Anywhere But Here
ここよりどこかで
「どこか」で繋がってる
 ソーラ・バーチが出てるって事で、並々ならないテンションで観てみた映画。邦題は『ここよりどこかで』。『パトリオット・ゲーム』のシリーズや『ホーカス・ポーカス』なんかに出てた子役時代のソーラ・バーチは演技のうまい天才だけど面構えは至って普通の女の子で、むしろ天真爛漫なくらいなんだけど(根っからすれてる子どもってのもいやだけど)、彼女の代表作のひとつである『アメリカン・ビューティー』と同年公開の本作では、もう明らかに目が哀しくなってきてる。その間にいったい何があったんだろうと変な勘を働かせてしまうくらい、一瞬、瞳が空っぽになるんだ、この人。「別にどんなひどいことされても構わないわ。わたし、どんな哀しみだって呑み込めるのよ」みたいな目になるんだ。出番の少ないほんの端役なんだけど、思わず見惚れてしまいました。セリフも二言三言くらいしかなくてそれはちょっと寂しかったけど、予想外に話が面白くて最後まで楽しんで観られた。初っ端から、印象的だった。後先考えずに衝動だけで行動してしまう母親と、そんな母親に付き合いきれないあくまで堅実な娘。母親の思い付きでアメリカの片田舎からロスへ引っ越すことになった道中、いつもどおり喧嘩が始まって、「わたしを巻き込まないでよ!」「じゃああんたの好きにしなさいよ!」みたいな感じになって果ての見えない荒野に娘はひとり車から降ろされる。前々から望んでいたシチュエーションのはずなのに、娘はいざそのど真ん中に立たされると、足を踏み出せずに立ち尽くしてしまう。難しいんだよ。自分信じるのとか、ちゃんと狂うのとか。だからいっつも楽天的な母親のひとりぼっちのベッドルームでは、ありがちに悲観的な思考が首をもたげてくる。でもそういう、もどかしい気持ちが人情ってもんだよ。別れはあるし、幻滅だってする。「ここ」なんてすっごいヤワで、どんな景色だって自分の精神状態ひとつでいろんな色に変わる。母親のセリフにすごく印象的な言葉があって、「もし生活が苦しくてお金が10セントしかなかったら、その全財産使って靴を磨きなさい」。正確な言葉じゃないけど、確かそんな感じだったと思う。もっと役に立たないことしよう。バカなことばっか言おう。明日もし雨が降ったりでもしたら、それは君が今日そのことを考えたから。明日、僕は君の今日を見透かす。そしたら「ここ」にもちょっとは確かな手応えが感じられて、雨ん中でも笑える気がする。

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