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ちょー好き

My Dinosaur Life
/ Motion City Soundtrack

Motion City Soundtrack-My Dinosaur Life
真っ当な傑作
 相変わらず、自分たちのリアルライフと地続きの物語を歌に託すことに誠実なバンドである。キュートでフィクショナルなアートワークを採用してはいるが、肝心の歌は全然浮ついていない。これまでと変わらず、人生を嗜むに不可欠な感傷についての歌ばかりだが、サウンド自体はこれまでで一番力強いんじゃないかな。ナヨナヨ・ピロピロお情け頂戴ムーグの音がこれまでで一番鳴っていないような気がする。力任せでもいいからそれだけ振り切らないといけない何かがあったのかもしれない。新しい価値観が提示されるわけではない。音楽的な実験性は皆無。でもこれでもかというほど瑞々しいメロディが詰まってる。彼らのアルバムはどれもそうで、空間性とかで音楽を選ぶ人には馴染まないだろうけど、感性さえぴったり合えば全曲とんでもない名曲になり得る爆発的ポテンシャルを秘めている。私生活における感傷と言葉で埋め尽くされるロックだから、当然比較的地味なんだけど、そのことを「素晴らしく普遍的」、と評価することにこんなにも申し訳なさが不必要なバンドはそういない。個人的な印象としては、軽妙なジミー・イート・ワールドといった感じで、メロディに関してはほとんど職人レベルの信頼を置いていいと思う。ユアン・マクレガー主演映画『普通じゃない』のタイトルをもじった楽曲が収録されていて、それが最高にいい。毎日聴いてます。ボーカリストであるジャスティンの私生活がいつだって恥ずかしげもなく公開されてきたモーション・シティ・サウンドトラックの音楽。アルコールまみれのくすんだ生活、手痛い失恋体験、コミュニケーション不全。そんなどこにでも転がっている普通すぎるダメ生活には、それでもこんなにも普通じゃいられなくさせるたまらんメロディが流れている。『アバター』観たアメリカ人がその世界観と現実世界とのギャップに悲観して鬱になったんだって。しかもひとりじゃなくて何人も。くだらない現実世界にめくるめくメロディなんて流れてないよ。どんなノンフィクションだって楽しもうとしてるやつのところにこそ、こんな優しいメロディは溢れてくるんだ。

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01:41 | 音楽 | comments (4) | trackbacks (0) | page top↑
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コメント

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宮台真司とかちょー好きそうっすね。
by: あ、workerbee | 2010/01/29 19:38 | URL [編集] | page top↑
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せっかくコメントいただいたのに返事が遅くなって申し訳ありません!宮台真司って人知らなかったので、調べてたらこんなに遅れてしまいました・・・・・・というのは言い訳ですが、調べてみたもののいまいち実像がつかめず、好きかどうかはわからないので、その人が僕のことを好きと言ってくれるなら、僕も好きですー!と答えさせていただきます!
by: 幸大 | 2010/02/17 07:15 | URL [編集] | page top↑
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読んでみるとおもしろいとおもいますよ!
by: あ、workerbee | 2010/03/22 07:28 | URL [編集] | page top↑
# あ、workerbee さんへ
そういわれると読みたくなってくるのが僕なんですよw
by: 幸大 | 2010/03/22 11:22 | URL [編集] | page top↑

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