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クリスマスは更新しないで、あたかも予定があるっぽく振舞うなんて、しない。

キム・ヨナがどれだけ高い表現力を持っていたとしても、
僕は笑って踊ろうとしてる真央ちゃんが好きだ。

大丈夫。
僕はいまゾンビになれてる。
死んだことにすら気付かないで踊る。

そのことを、完璧な一言で言い切った人がいる。
マイケル・ジャクソン。

スリラー。

つーこっちゃ!

Rooty
/ Basement Jaxx

Basement Jaxx-rooty
僕たちなんてどこまでいっても最高の「アホ」だ
 いつだってヘラヘラチャラチャラしてきたベースメント・ジャックスだけど、その中でも突出してふざけてたのがこの頃。ジャケットもいいけど後ろの最高にポップな楽曲リストが好き。ろみお! じゃすわんきす! あいうぉんちゅー! ロックの制約? 責務? そんなもんちゃんちゃらおかしいとばかりに手を変え品を変え、彼らは様々な音楽に両足突っ込みまくって戯れる。その卑しすぎるほどのダンスへの執着は後に『キッシュ・キャッシュ』を表象した「SOUL PUNK UNITE」の名の下に超クールな高みへと昇華するわけだけど、どのみち彼らにとってもっとも優先すべき事項はただひたすらに「踊ること」だった。
 これ聴いた後に今年発表された最新作の『スカーズ』を聴いたら、多分めちゃくちゃ感動すると思う。『スカーズ』は、先行の“レインドロップス”が物語るように、あのチャラいベースメント・ジャックスが、初めて「悲しみ」を表現した、そういうアルバムだった。『スカーズ』のディスク・レヴューでも書いたけど、それでも彼らが清かったのは、立派な「悲しみ」を表現しながらも、“ワン・モア・タイム”を作ったダフト・パンクとは違って、「踊らないこと」「踊れなくてもいいこと」を、決して肯定しなかったからだ。そして、『スカーズ』の素晴らしい画期性はまさにそこにこそあった。「人間だもの」な慰めヒューマニズムさえ脇に押しやって、彼らはまざまざと浮かび上がる傷痕をなでながら、それでも「悲しみ」の上でさえ踊ったのだ。“レインドロップス”聴いたろう? 虹が見えそうなほどあんなにも切ないメロディなのに、あんなにも全身使って踊らずにはいられない歌が、かつていったいどれほどあったと言うのか。ベースメント・ジャックスは言ってる。「踊ること」とは、それそのものがすでに強烈なまでの肯定なのだと。だから彼らは片っ端から、ことごとく、歓迎する。喜びも、悲しみも、浅はかさも、全部まとめて踊り果ててやる。絶望結構、自己嫌悪結構、なんでもかかってこい。全部踊って、全部愛してやる。批評、罵声、妥協、卑屈、失恋――どうにも踊れそうにないメロディはしかし山ほどある。でもだからこそ彼らはあくまで愚かな道化を演じるのだ。踊れないなら、踊らされてやる。「アホ」に成り下がってでも踊る彼らの愛に勝てるやつらなんていない。

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