FC2ブログ

某社にて

面接官 「君、何か特技はあるの?」
アギレラ「歌と、踊りを少々」
面接官 「へえ(鼻で笑いながら)、ちょっとやってみてよ」
アギレラ「ここで、ですか?」
面接官 「もちろん(なめるような視線)」
アギレラ「わかりました……」
 一瞬、暗転。なぜか、スポットライト。部屋の真ん中にポール。
 それを駆使して歌い踊るアギレラ。
アギレラ「……以上です」
面接官 「(唖然とした表情。眼鏡がずれる)……さ、採用」

アギレラなら、こんなこともあり得るんだろうなぁ……。

Stripped
/ Christina Aguilera

Christina Aguilera
付け入る隙もない
 アギレラの顔ってなんかいつまでたっても覚えられない。作品毎に彼女の中には明確なクールがあって、その時々でイメージがガラッと違う。まさに百面相。当代きってのヴィジュアリストであるそんなアギレラが、02年に発表したセカンド・アルバム、その名も『ストリップト』。裸一貫、っていうのとはちょっと違うけど、衝撃的なセルフ・ヌード。多分にネガティヴなものも含んだ恋愛にまつわるあらゆる感情を赤裸々に吐露しながらも、しかし一曲たりともクリスティーナ・アギレラその人の本当の根っこの部分、丸裸の輪郭までは、決して描ききれていない。でもそれは表現力不足だとか、結局は作り物だとか、そんな意味では全然なくて、個人的すぎる思いに両足どっぷり浸かりながらも、それを歌い上げる彼女自身が、少しも落ち込んだり開き直ったりしてない。声の立ち方が違うのだ。これ出したとき、確かアギレラ二十歳とかそこらへんだったと思うんだけど、すごいプロ然としてて、いい。あくまでも優先されるべきは、ひとりの女性としての繊細な魂の救済ではなく、「クリスティーナ・アギレラ」というかぎ括弧つきの存在感なのだ。だからこんなプライヴェートなアルバムでも、少人数の閉じた環境でこねくり回すのではなく、非常に豪華で幅広い性格のゲスト&プロデューサーを採用し、イメージの構築に妥協は一切持ち込まない。だから、自作自演が全然猿芝居になってない。すごいセルフ・プロデュース力。ご存知のとおり本作の四年後にアギレラは、傑作二枚組みアルバム『バック・トゥ・ベイシックス』で時間の流れも大きくまたいだド派手なベッドタイム・クイーンに転生する。来年にはいよいよ待望の新作。なんか、今回はネプチューンズが動いてるみたいだよ。

スポンサーサイト



12:18 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
やっぱすげぇ話だ | top | 僕の頭には「ザ・ストロークス」がついてる

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://overtheborder.blog64.fc2.com/tb.php/889-1b4ecff7