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100円で追憶

ブックオフで古いCDが安かったので、
ちょっと個人的に懐かしいなあと思う人たちのアルバムを買いました。
軽く感想。


/ Boyz Ⅱ Men

Boyz2Men-2.jpg
紛れもない傑作
 94年。セカンド・アルバム。ボーイズⅡメンって言ったらやっぱりデビュー・アルバムからのシングル・カットでいきなり全米13週一位っていう記録的な数字を叩き出した“エンド・オブ・ザ・ロード”だけど、あの歌はあんまり過剰に叙情的すぎて、もうホントわざとらしいくらいで、途中で入る「ベイビー、ハニー」みたいな低音の語りとか、モーニング娘。の“ザ☆ピース!”で石川梨華がやってた「青春の一ページって、地球の歴史からすると、どのくらいなんだろう?」ってぼやき(?)と激しくかぶっちゃったりなんかして(BⅡBもモー娘。も中学の同時期に好んで聴いてたんですよ)、モー娘。の方は笑って許せたけどBⅡBのはマジでサブかった。普通の感性で歌作ってたらあんなナルシスティックな語りは絶対に入れない。要するにそれだけ作り物臭かったし、演出過多だったのだ。でも、本作ではそんなある意味で大きすぎた演出に彼ら自身の実力が追いついたというか、ハーモニー(ああこの言葉めっちゃ恥ずかしい)に歴然とした整合性が表れてきたというか、リスナーが自分たちに求めるラブ・バラードを早くもモノにできたのだ。“アイル・メイク・ラブ・トゥ・ユー(全米14週一位)”と“オン・ベンデッド・ニー(全米6週一位。また語ってます、「ベイビー、アイム・ソーリー」)”の二曲連続とか反則以外の何物でもないけど、でも全然くどくない。


Saints & Sinners
/ All Saints

All Saints-Saints  Sinners
お茶目さではスパイス・ガールズには敵いませんが
 00年。セカンド・アルバム。低迷期にあった90年代半ばのマドンナに『レイ・オブ・ライト』というアンビエント・ポップ最高峰の傑作をもたらしブレイクを果たしたウィリアム・オービットの活躍が、オール・セインツの本作においても、デビューから三年でようやくの二枚目という彼女たちの長かったブランクを無きものにしている。それが言わずと知れた名曲“ピュア・ショアーズ”の余りにも大きすぎる存在感。オール・セインツのポップ・ミュージックの魅力はやっぱり肩の力の抜けた、むしろ気だるさすら感じるくらいに脱力した音と声の立ち方だと思うのだけど、ウィリアム・オービットの作るつかみどころのないエレクトロ的空間の中にそんな彼女たちの魅力が自由気ままに散らばっているような楽曲で、そもそもはオービットがダニー・ボイル(『トレインスポッティング』『スラムドッグ$ミリオネア』)の映画『ザ・ビーチ』用に書き下ろしたものなのだけど、映画で観ると楽曲のイメージそのものみたいなシーンで使われていて、物凄く感動的です。他の収録曲も高い普遍性を持ったいい曲ばっか。端正な容姿だけで集められたような安易な女性ボーカル・グループはいまでも世界に数多くありますが、オール・セインツの楽曲デザインの素晴らしさは破格です。

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