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やめないで兄貴

ノエルは、ストーン・ローゼズのライブを観て、
リアムのバンドに加入することを決めた。
俺の書いた曲をお前のバンドがやったら絶対に売れるって言って。
ノエルの曲ならひとりでも十分にやれた。
でも、ノエルにとってはやっぱり、バンドじゃなきゃ意味がなかったんだ。
オアシスは、そうやって始まったバンドだった。

アクモンみたいな、
ロマンなんて恥ずかしいよね、大声出すなんて浅ましいよね、
とか言いそうな連中が支配するのがロックなら、ロックンロール・バンドなら、
そんなものはくだらないと思う。

どんなに機用で賢いバンドがいたとしても、
ロックンロールの頂点には、
オアシスみたいな大バカバンドがでーん!と構えてなきゃいけない。

だって、ロックンロールは、つまるところ、ロケンロー!なんだ。


Don't Look Back In Anger
/ Oasis

oasis+dont+look+back.jpg
ロックをもっと辱めて
 言わずと知れたオアシスの名曲中の名曲。今でこそ一枚のアルバムにつき一曲はノエルがボーカルを務めるシングルが発表されているが、96年のこの曲はデビューから九枚目のシングルにして初めて発表されたノエルのボーカル曲だった。これだけの名曲である。リアムも自分に歌わせろとノエルに嘆願(恐喝?)したことを認めている。それでもノエルはこの曲だけは頑として譲らなかった。多分リアムがバカだからだろう。リアムはオアシスっていうバンドのことをよく理解してなくて、目を離したらすぐにひとりでジョン・レノンになろうとする。だから、誰よりもオアシスっていうバンド、ビートルズっていうバンドの奇跡を信じていたノエルは、バカなリアムにこの曲を歌わせるわけにはいかなかった。なぜなら、この曲にはまさにその奇跡そのものが散りばめられているからだ。この曲は、オアシスの本質である。僕たちがオアシスのライブに足を運ぶ理由である。オアシスの歌を聴きに行くんじゃない。この曲を、僕たちは歌いに行くんだ。そこには、ノエルの教えてくれた――ロックの奇跡じゃない――紛れもないバンドの奇跡があるからだ。公団住まいの負け犬だって、ひとりでは無力でも、ギターとベースとドラムとボーカルっていう多くの「声」が集まれば、世界なんて楽勝でひっくり返せる。だからノエル、あなたはこの曲を、バンドのメイン・ボーカルであるリアムにさえ譲らなかったこの曲を、ライブでは僕たちに譲ったんじゃないか。世界中の多くのファンの声を集めるために、あなたはこの曲を僕たちに歌わせたんじゃないか。こんな、大声張り上げて歌わずにはいられないメロディを書いたんじゃないか。みんなの声が集まれば、みんなででっかい声出せば、そこには必ず奇跡が起こるって教えてくれたんじゃないか。だからあなたには、ひとりじゃない、ビートルズっていう、オアシスっていう、「バンド」が大切だったんじゃないのか。オアシスがこの曲をライブでやれなくなる、僕たちがこの曲を歌えなくなる、それが、どれだけ重大な意味を持っているか、あなたはわかっているのか。リアムがムカつくならまた昔みたいにくだらない兄弟ゲンカすればいいよ。恥ずかしいバンドでいいじゃん。僕たちに恥ずかしい大声出させたのは、他でもないあなたなんだ。

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16:51 | 音楽 | comments (1) | trackbacks (0) | page top↑
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by: | 2009/08/30 21:42 | URL [編集] | page top↑

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