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ロックが正しかったことなんて一度もない

もうどれがメインでどれがサブとかどうでもよくなりかけだけど、
それでもやっぱりストライプスが一番特別だと思う。
やっぱりメグがいるからかな。

どんだけ間違ってても
俺はロックンロールからは逃げないって
ジャック・ホワイトは言ってる。


Horehound
/ The Dead Weather

The Dead Weather-Horehound
終わらない破壊と再生の音楽
 ロックンロールとはすなわちひたすらにリアルの手応えを求め続ける音楽だが、その基本精神はピースフルでありフリーダムでありデストロイであり、要するに矛盾しているということだ。レコード買った者だけに与えられる希望――それを僕たちは何と呼ぶのかと言えば、欺瞞である。だがロックはこの五十年、それのみを本当に果たすべき責務として機能してきた。ジャック・ホワイトが新たに結成したプロジェクトであるこのデッド・ウェザーのデビュー・アルバムの歌詞には、印象的な一節がある。「お前は俺のノドでそのレコードを作ったが、でもそのレコードは壊れてはいない」(“アイ・カット・ライク・ア・バッファロー”)。ジャック自身深い思い入れを持っている一節のようだが、ここに見て取れる彼の倒錯した思いがすべてを語っている。なぜこの男は、まるで矛盾した場所を積極的に捜し求めるかのようにして、こうも次々と新しいバンドを結成していくのか。それは、そうでなければ表現者としてリアルでいられないからだ。満たされた場所から言わなければいけないことなど生まれないからだ。矛盾した場所からでなければ、鳴らすべきノイズなど生み出せるわけがないからだ。そしてジャック・ホワイトは、そんな自分と同じく激しい矛盾を抱えた人々と共に、まるで切れ切れの矛盾と矛盾を繋ぎ合わせていくかのように、ホワイト・ストライプスとして、ラカンターズとして、そしてこのデッド・ウェザーとして、セッションを重ねていく。キルズのヴィヴィをボーカルとして迎え、これまでにない怪しい艶めきを放出しているデッド・ウェザーだが、そのバンド公式はラカンターズと同じくあくまで基本的な、オーソドックスなロックンロールのそれである。でもここには明らかに破綻した、異型のロックンロールが確かに鳴っている。

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