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単行本出ましたー!

タマホ――――――――――――――――――――――――ム!!

ってことだな!

もちろんディープ・パープル、“バーン”で!

あの子の考えることは変
/ 本谷有希子

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美味しいものが好きなんだ!って一緒に叫んであげるよ
 小説家は、その他のあらゆる職業表現家に比べると圧倒的に自殺者の数が多いという。単に小説家の数が多いだけの話なのかもしれないし、そもそもの立ち居地として小説家は他よりも救いようのない場所に立っているということなのかもしれない。どちらにしろ、普通の人は、ひとつのことを伝える時に、一冊の本が作れるほどの言葉を綴らない。それほどの長い文章を作成することは普通、一生に一度もないだろう。本谷有希子はあるインタビューで「自分が切実に感じていることを書いてる」と答えていたが、例えば白石一文のような、いつ自殺してもおかしくないくらいの命懸けのメッセージを言葉に託そうとする小説家がいるなかで、本業は脚本家と言えども、彼女のような存在はやっぱり小説界に「ちゃっかり居ます」っていう感じがして、チャーミングだなぁって思って僕は大好きだ。社会情勢や世界の事象とは無関係の場所で、「自分のことだけで精一杯なんだよっ!」ってがむしゃらに生きようとする、彼女の作品に登場するそんな可愛いキャラクターたちは、やっぱり本谷有希子その人の人物像を余りに雄弁に語っている。症候群とか日田スメルとかチンコとかおっぱいとかセックスとか横ちんだけが世界のリアリティのすべて!って感じで、それだけを接点にして世界と対峙するような、無謀というか厚かましいというか、変なことばっか考えちゃってうまく生きれない女の子たちの物語。本谷有希子の作品って、最後に大声で叫ぶのが印象的なんだよな。この作品でも最後の方はとにかく喚いてる感じ。でもそれが生きてることの実感になってる。とにかく大声で叫ぶんだ。大声出して出して出しまくって、それが他の誰かよりも大きくなったら君の勝ち。本谷有希子はそれを『幸せ最高ありがとうマジで!』の中で「馬鹿の論理」って呼んでる。そう、叫ぶことだけが間違っちゃったお馬鹿な僕たちに残された最後の必殺技だー!

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