FC2ブログ

パラサイト!

“シーナ・イズ・ア・パラサイト”のビデオって
なんで放送禁止になったんでしょうか。

クリス・カニンガムのビデオ集欲しいなぁ。
ビョーク“オール・イズ・フル・オブ・ラブ”のビデオは有名ですよね。

Primary Colours
/ The Horrors

41I2BQ2BPTypL.jpg
本当に面白いのはこれから
 ポーティスヘッドのジェフ・バーロウをプロデューサーとして召喚している時点でこのようなサウンドになることはある程度予想できたが、一曲目“ミラーズ・イメージ”での、曲名が示すとおりの揺らめく音像を捉えた瞬間にはまったく別のバンドなんじゃないかとさえ思った。前作におけるマッチ箱を振った時のようなスカスカなサウンドはジェフ・バーロウの手によって見事なまでに構築的かつ重層的なものへと変質し、極彩色のサイケデリアは黒と白のみで描かれた単調なモノクロームというホラーズのある意味で固定的だったイメージからことごとく乖離していく。前作収録曲“シーナ・イズ・ア・パラサイト”のビデオ監督を務めた、つまりは、本来は音楽を生業としていない人物であるクリス・カニンガムがプロデューサーを務めた楽曲も二曲あるということで、そんな実験的な姿勢にも強い意欲を感じる非常に面白い作品である。二分前後の短い楽曲も収められていたタイトな前作から一転しての長大な楽曲だが、八分にも及ぶラスト・ソング“シー・ウィズイン・ア・シー”は絶対に聴く価値がある。面白いものはどこからでも生まれ得るし、それを受け取るだけの容量をロックは持っているのだと証明するようなアルバムだ。タイトルに関しても彼らは非常に意識的であり、『プライマリー・カラーズ(=原色)』という言葉には、ここからまだまだ深みを増していくことができるという燃える野心が秘められているのだ。陰気なヴィジュアルとそのサウンドから「ゴス」「ガレージ」を一方的に押し付けられてしまった彼らだが、そんな表層的なイメージの内側には決して形式では語ることのできない血肉がきちんと宿っているのだとこのセカンドで証明できたのではないだろうか。デビュー当時にはガレージ・ムーヴメントの終息と共に消えるのではないかとまで言われていたホラーズだが、まだまだ魅力的な「この先」が待ち受けているような予感がする。クライマックスはこれから。

スポンサーサイト



01:50 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
エミネム、再発 | top | 時代よ、我が側を歩け

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://overtheborder.blog64.fc2.com/tb.php/802-6e10d90d