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この「等身大」野郎め

ずっとほったらかしにしていた車校に久しぶりに行った。
なんで、なんで初対面の人間にあんなことが言えてしまう!
このかぼちゃ野郎め!
でも僕はかぼちゃは大好きだから、
大嫌いな「等身大」野郎と呼んでやる!

「等身大の自分」なんていうものを持っている人間は信じない。

Gold Against The Soul
/ Manic Street Preachers

Manic Street Preachers-Gold Against Soul
地獄でさえ甘い
 マニックスが注目される大きなきっかけとなった「世界中で一位になって解散」宣言を撤回して93年に発表されたセカンド・アルバム。飛び交う揶揄を完全に黙らせることはできなかったが、結局ナンバー・ワンを獲得できなかったデビュー作よりも本国では上位にランクインし、好意的なレヴューで迎えるメディアも多々あった。前作から約一年と比較的短いスパンで発表されたわけだが、音楽面では明らかな成長、と言うより飛躍とでも呼ぶべき素晴らしい進歩を遂げている。豊富な音楽的要素を含みながらもどこか前のめりな印象を拭えなかった前作から一点、抽象的な言い方で申し訳ないが、マニックスは本作で自分たちのグルーヴやリズムといった絶妙な感覚を獲得している。ロックのタイミングでマニックスを鳴らすのではなく、マニックスのタイミングでロックを鳴らすことに成功しているのだ。名曲“哀しみは永遠に消え去らない”や“失われた夢”を聴けばそれは一目瞭然だ。しかし、やはり心を揺さぶるのは、太宰治を愛読していたというリッチーの、今すぐにでも自殺してしまいそうな、ナイーヴかつネガティヴな言葉たちである。人を愛するということ。それは、言い換えるなら「狂気」だ。何かを信じるということは、人を決して安寧へと導かない。なぜならそれは紛れもなく「破綻」を意味する行為だからだ。アルバム・タイトルがすべてを物語っている。『欲望と理念は相反する』。そのふたつが出会う場所で、人生はまるで地滑りを起こしたかのように、どこまでも果てしなく沈んでいく。自分が、それまで最も嫌悪していたものにしかなることができないという耐え難い屈辱感。もちろん、そんな、例えば自分はいったい何者なのか?などという愚かな自問自答を必要とさえしない人々は総じて元気で明るい。しかし、決して答えの出ることのないそんな疑問を少しでも解放させようとするかのようなこの暗くも爽快なロックには、確かな「生命力」の手応えを感じ取ることができる。「人間になんてなりたくない」とまで歌うマニックスの歌はどれも実に悲観的だが、それは決して自殺を肯定するような卑怯な逃避手段ではないのだ。

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