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パワー・ポップなめんな

ホント、レディオヘッドとかナイン・インチ・ネイルズとか
トゥールとかアイシスばっか聴いてちゃダメだよ、と言いたくなる。
今月発表されたティンテッド・ウィンドウズのデビュー・アルバムは、
そんな一枚だ。
すでにそれぞれのキャリアで高い評価を得ている大人たちが、
これを、今、大真面目にやろうとしているのである。

パワー・ポップといえばやっぱりマシュー・スウィートでしょう。
このブログでも一度紹介したことがあるけれど、
アルバム『ガールフレンド』のジャケ写は、
パワー・ポップが誇る奇跡の一枚だと思う。

あそこに写っていた女の子こそが、
パワー・ポップが恋をする女の子なのだ。


Tinted Windows
/ Tinted Windows

Tinted Windows-Tineted Windows
男の子は大好きな女の子がいなきゃ絶対に輝けない
 ティンテッド・ウィンドウズ。ハンソンのテイラー・ハンソン、ファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレンジャー、スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハ、チープ・トリックのバン・E・カルロスという未だにわけのわからない組み合わせの四人組がパワー・ポップだなんていい歳した大人がやるには恥ずかしすぎる音楽に明確なヴィジョンを持って真剣に取り組んでいる、というちょっと信じられないバンドである。歌詞がかなり好きだ。「彼女は絶対に手放したくなくなるような女の子、アッアー、アッアー、ウォウウォウウォー」「愛なしでは前に進めないんだぜぃえぃいぇーカモーン!」などなど、聴いてるこっちが赤面必至の恥ずかしいセリフが次から次へと飛び出してくる。それにしてもパワー・ポップってなんでこうボーイ・ミーツ・ガールな甘酸っぱい恋愛ソングばっかりなんだろう。それは多分、パワー・ポップという音楽がそのことのみを伝えるための特別な言語だからだ。
 ポップ・ミュージックには魔法がある。それは、「君はひとりじゃない」という日頃口にすることのない恥かしい言葉がなぜか言えてしまう、そんな思いを自然と乗せることができてしまうメロディのことである。パワー・ポップにも同じことが言える。それはつまり、「君のせいで僕の頭はグチャグチャだよ、もうこれ以上我慢できないんだ!」なんていう罰ゲームとしか思えないセリフでさえ平気な顔して、時には砂糖てんこ盛りのあま~い声まで使って言えてしまう、という摩訶不思議なものである。どれだけお金持ちで容姿が完璧で頭脳明晰でも「あの子」を振り向かすことはできない(できる場合も大いにある)、という宇宙の真実とまったく同じだ。聴く者すべてを涙させるリリック、音楽史をひっくり返すような壮大なギター・リフ、先の読めない奇想天外な展開、それらすべての素晴らしいアイディアを掻き集めたとしても、「君は僕の愛しのチャ・チャ、チ‐チ‐チ‐チャ」というパワー・ポップの必殺の一行が伝える真実には遠く及ばないのである。これは、そんな素晴らしくマジカルなアルバムだ。

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01:33 | 音楽 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
ダニー・ボイル | top | Jealousy

コメント

#
あれはやっぱり夢なんだろうか。。。

キムタクが演歌を歌ったなんて、そんなミラクルは、やっぱり夢だったのかな。。。

なんなんだこの記憶!

夢なら醒めてw
by: ま★ | 2009/05/20 11:18 | URL [編集] | page top↑
# ま★へ
だから言ったやんそんなんないって!笑

いつ見た夢か知らんけどよく今まで覚えてたねー

やっぱりまほかまほ以外の全人類を騙す陰謀だったんだ笑
by: 幸大 | 2009/05/20 14:02 | URL [編集] | page top↑

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