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Jealousy

なんて、なんて、甘く、危うい響きなんだろう。

今月は、すでにグリーン・デイやマニックス、
イギー・ポップ、ティンテッド・ウィンドウズなどの新作が発表されていて、
これからはまだマリリン・マンソンやエミネムの最新作が待ち構えている。
まさにリリース・ラッシュ。
そんな中で、僕が密かに一番楽しみにしているのは、
今月27日についに発表されるカーシヴの最新作。

カーシヴの歌を聴くと、いつも、高校の頃を思い出す。
僕の怪物は、あの頃に置き去りにされたのかな。


8 Teeth To Eat You
/ Cursive & eastern youth

8 Teeth To Eat You
ジェラシーの怪物
 あのコナー・オバーストも憧れるネブラスカ・シーンの精神的支柱であるティム・ケイシャー率いる重鎮カーシヴと、海外でも評価の高い日本のエモ/ハードコア・シーンの先駆者eastern youthの二組による02年発表のスプリット盤。本作発表後に両者は共にUSツアーを敢行し、その後もティム・ケイシャーの別プロジェクトであるグッド・ライフの作品の中でeastern youthの楽曲をカバーしたり、カーシヴの作品のアートワークをeastern youthの吉野が手掛けたりと友好的な関係を続けている。で、この作品、両者が四曲ずつ持ち寄って非常に濃密な世界観を作り上げているのだが、カーシヴ寄りの人間の個人的な感想でeastern youthには申し訳ないけれど、これは完全にカーシヴが主導権を握っちゃってる。eastern youthも独特の味のある良い歌を歌ってはいるが、カーシヴの歌の毒素がちょっと強すぎる。もちろん良い意味で。オリジナル・アルバムとしては本作の一年後に発表されたカーシヴの最高傑作『アグリー・オルガン』でしか聴けないグレッタ・コーン(01年にカーシヴに加入。05年に脱退)の狂気的なチェロの旋律が猛威を振るっているというだけでも極めて価値のある楽曲が並んでいる。特に圧巻は恋人の浮気と強烈な嫉妬心を歌った“アム・アイ・ノット・ユアーズ?”。ヒソヒソと耳打ちするかのような薄気味悪いティム・ケイシャーのボーカルがいきなり「ジェ~ラスィ~!」の咆哮に一転する瞬間の、残酷な月の裏側が瞬時に表側へ反転するかのような戦慄は、何度聴いても体中に鳥肌が浮かび上がる。カーシヴがそんな誰もが裸足で逃げ出すような悲劇的な歌を歌う一方で、eastern youthが“ぶらぶら節”“無用ノ助”“二足歩行小唄”“何時でも此処にいる”なんていう達観的な歌を歌う。その構図がちょっと笑える。考え方ひとつで景色は随分変わるもんだと改めて思い知らされたような気がします。

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