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僕は今日も歌うよ

ソラニン
浅野いにおの『ソラニン』読みながらエナミー聴いてたらマジで泣きそうになった。
このふたつが伝えているものは同じだ。

You're not alone, you know
You're not alone, you know
You're not alone at all

“ユーアー・ノット・アローン”のサビがいつも
「君は生きている」に聞こえる。
やっぱこれが一番好きだ。

Music For The People
/ The Enemy

The Enemy-Music For The People
あなたの主人公を呼び覚ます歌
 エナミーの歌がひたすら感動的なのは、それが理不尽な大人社会へ突きつけられた怒りの鉄拳なわけではなく、かといって好きな誰かとの距離を縮めるラブレターなわけでもなく、ただ僕たちが歌うべき歌であるというその一点に尽きる。オアシスのライブで“リヴ・フォーエヴァー”や“ドント・ルック・バック・イン・アンガー”を歌わない者が誰ひとりいないのと理屈は同じだ。それが英国の誇るロックンロールの「本物」であるという確たる証拠なのだ。かつて「俺たちはこの町に生まれ、そしてこの町で死んでいく」と歌い上げた少年は、だからこそそこで感じるものだけがリアルだと歌い、イギリスの典型的な地方都市に世界のすべてを押し込んだ。言うまでもなく、かの国で暮らす彼らも、この極東の小さな島国で暮らす僕たちも、人が輝けるのは必ずしも華々しい場所だけではないことを知っている。慎ましく暮らすことだって極めて困難であることを知っている。困難が夢や希望や本気と同義でないことを知っている。永遠に繋いでいられる手なんてどこにもないことを知っている。楽勝で生きられる人生なんてどこにも転がってはいないことを知っている。でもだからエナミーはそんな時にこそ歌えと言う。劣等感と敗北感による致命傷。死にたくなかったら歌え。生きたかったら歌え。ロックが肯定しなければいけないのはただそれだけだから。確かにエナミーは本セカンドで凄まじい飛躍を遂げた。バラードを歌い、サイケを演出し、デビュー作からたった二年ですでにスタジアム・ロックを完全に支配している。「万人のための音楽」というアルバム・タイトルは彼らの視野をより広い音楽の外側へと立たせている。しかし、全体像を遥かに大きくしたはずのここには、それでもやはり僕たちが歌わなければならない歌しか詰まっていない。なぜなら、ロックはそこからしか始まり得ないからだ。ちっぽけな町の一角から叫ばれたったひとりの人間による思いが、幾つも海を越えた地球の反対側で生きる顔も名前も知らない少年の心を引き寄せていく。人生に悲観するな。君は独りじゃない。その愚直なまでに偽りのない思いは時に、急速に人と人とを繋いでいくものなのだ。


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02:12 | 音楽 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
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コメント

#
エナミーいいですよね!新作まだ買ってないけどスケールでかくなりましたよね。
サイケも入ってるんだ。今度買ってきます
by: 眉毛 | 2009/04/28 12:27 | URL [編集] | page top↑
# 眉毛さんへ
どうも!
セカンドとても良いですよー。
“アウェイ・フロム・ヒア”とか“ユーアー・ノット・アローン”みたいに
ザクザク前に進んでいく感じじゃなくて
グルーヴがすごく揺らめいている印象の曲もありますー!
by: 幸大 | 2009/04/29 11:16 | URL [編集] | page top↑

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