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でもどっちか訊かれたら迷わず幸せなんだよ

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バイトからの帰り道、
“小さな頃から”ばかり聴いていた。

自分はいったい何をやってるんだろう。
最近そんなことばかり考えている。
周りのみんながどんどん、どこか、と呼べる場所に、辿り着いていく。
僕は、どんどん、なんでもない人になっている気がする。
そのうち僕は名もない場所に消えていくんじゃないかとさえ思えてくる。

“小さな頃から”は、もうホント泣かす。
今年発表されたジュディマリのトリビュート・アルバム。
とても肩の力の抜けたカバー集なのに、
スネオヘアーの歌う“小さな頃から”だけが明らかに別格の輝きを放っていた。
この歌は、そういう歌なんだ。

ORANGE SUNSHIME
/ JUDY AND MARY

JUDY AND MARY-Orange Sunshine
「みんなの歌」なんて歌えなくて良い
 初のオリコンTOP10入りを果たしたJUDY AND MARY大飛躍のセカンド・アルバム。一曲一曲の完成度が凄まじく高い。音楽的な背景も豊かになり、どの曲もポップ・ソングとしての洗練を素晴らしく帯びていて、全体的にデビュー作からの大きな飛躍を感じる。収録曲11曲のうち実に7曲がシングル・リリースに堪えるクオリティを保持していたという事実からも、アルバムの強度の高さを窺い知ることが出来る。でも個人的なことを言わせてもらうなら、そんな形式的な評価は本当にどうでも良くて、“小さな頃から”が収録されているというただそれだけで僕は涙が出そうになる。YUKIは、基本的には常に前を向いて、どこかに向かって転がっていこうとする人だ。どうしよー!と叫びながらピザ食べて元気出して自転車漕いで前に進もう!と歌う人だ。でも、YUKIはたまに、ふと立ち止まって、そんな自分の歩んできた道程を振り返るような歌を歌う。“小さな頃から”で歌われる景色がYUKIにとっての実際の、実在としての過去であるかどうかは僕にはわからない。でもそんなことは実はどうでも良いのだ。人の心を本当に揺さぶることができるのは、「自分」を燃焼させた歌だけだから。「自分の歌」を歌える人だけなのだから。ジャケ写がニセモノっぽくてキャラが胡散臭くて歌詞にどれだけ嘘があったとしても、「ただ 歩く ひとごみにまぎれ/いつも なぜか 泣きたくなる」というYUKIの言葉と共に静かな絶頂を迎えるこの歌が、それでも誰かの心を震わせるのなら、ただそれを伝える言語がフィクショナルなものだというだけで、やはりJUDY AND MARYは彼らにしか語れない「真実」を歌っていると認めざるを得ない。YUKIは果たしてロックか否か――。僕は今までそんな疑問を何度となく耳にしてきた。そんな人たちは“小さな頃から”を聴けば良いと思う。それでもわからなかったら、お願いだからロック聴くのなんてもう止めてください。
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