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You are a singer.

プリズムジャケ
咲くのは
光の輪
高鳴るは、胸の鼓動

YUKIがもっともあっちの世界に近づくとき。
その合言葉はYUKIの完全なアドリブだった。
YUKIは言葉の魔法使い。

僕はいったい何の魔法使いなんだろう。

Spilt Milk
/ Jellyfish

Jellyfish-Spilt Milk
禁断の錬金術の数々
 ジェリーフィッシュを聴こうと思った理由がこれだからやっぱり言わなければ気がすまないのだけど、YUKIのソロ・デビュー作『PRISMIC』に“プリズム”という歌が入っている。非常に特別な歌で、“JOY”や“長い夢”や“ビスケット”がどんなに素晴らしい歌でもやはりYUKIの「この一曲」は“プリズム”でなければならないというか、売上や理屈の話ではなく“プリズム”なしにYUKIは語れないという、とにかく決定的な歌なのだ。YUKIがソロとして大きく売れ始めるずっと前に発表された歌だし、アレンジやイメージに関して言えば“プリズム”以上にカラフルでファンタジックな歌をYUKIは他にもたくさん歌っている。でも、やはりYUKIは“プリズム”を超える歌を未だ発表していない。僕はそう認識している。なぜか。それは、“プリズム”におけるYUKIの言葉選びのセンスもさることながら、それらの言葉を生々しく立体化させるメロディが、YUKIのこれまでの歌の中でも最も限り無く「魔法」に近いものだったからだ。YUKI自身“プリズム”のデモを聴いた時に「光の河が見えた」とそのメロディに想像力を激しく刺激されたことを認めている。そして、そのYUKIの名曲“プリズム”に「魔法なるもの」を宿した張本人こそ、このジェリーフィッシュのソングライター、アンディ・スターマーその人なのだ。
 ジェリーフィッシュにはアンディともうひとり、ロジャー・マニングという天才がいて、二人の突出しすぎた才能を前にして他のメンバーの脱退が相次ぎ、結果的に93年発表の本作はセカンド・アルバムにして早くも実質上のラスト・アルバムとなってしまった。しかしだからこそ本作では二人の天才性が余すことなく発揮されビートルズにビーチ・ボーイズにクイーンまで丸々飲み込んだような珠玉のポップ・ソング満載のとんでもなく過剰なアルバムに仕上がっている。魔法の世界と契約を交わした者のみが作ることを許された崩壊寸前の狂気的ポップ・アルバム。尋常じゃない。
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