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Same Jeans

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ザ・ヴューはやっぱり良いバンドだとか考えてたら眠れなくなった。
残念ながら新作がまだ手元に届いていないのだけれど、
リード・シングルが素晴らしい出来なのは
もう聴いてわかってるから安心して待っています。
本人たちも言ってたけど、ヴューは簡単に本質がブレるようなバンドじゃない。

二年前にリリースされたデビュー・アルバムは今聴いてもやっぱり涙が出る。
比喩じゃなくて、本当に涙が出る。
こんなアルバムは、他には一枚もない。
僕は平気で一週間ぐらい同じジーンズで過ごします。

Hats Off To The Buskers
/ The View

The View-Hats Off To The Buskers
僕たちには歌えない歌なんてない
 受験でも就活でも何でもいいのだけれど、自分が今まさに人生の重要な岐路に立たされているという実感があって、それでいてどの道を選べばいいのか自分でもよくわからなくて今にも立ち止まってしまいそうになっている人がいたら、押し付けがましくなるのはイヤだから、とりあえずこのアルバムを聴いてみることを控えめに提案する。僕は、最近このアルバムばかり聴いています。
 07年に発表されたザ・ヴューのデビュー・アルバム。このアルバムに登場する主人公は、大人の世界に完全に足を踏み入れる一歩手前の、ほんのしばらくの猶予期間に生きるひとりの若者。四日間まったく同じジーンズ姿で気心の知れた仲間とストリートに集まって、酒やドラッグや盗みを繰り返し、これまであれこれ指図してきた親にも愛想つかされて、家に帰るに帰れなくなってしまった若者の姿は、その歌を歌う彼ら自身の姿と自然に重なり合っていく。そして、そんな若者に託した自分自身に向かって、彼らは問いかける。「どっちに行くつもりだ?」。自分の人生を決めるのは社会でも親でもない。そして、「振り返るな」とも。社会にも親にも選ばせない人生を生きるなら、後悔する余地なんて1ミリもないはずだ。ヴューはそんなアルバムに「ストリート・ミュージシャンに敬意を」というタイトルを付けた。
 彼ら自身、キャリアはストリートから始まっている。道端に佇み、他に何も持たずにギターだけをかたく握り締め、なぜだかどうしても歌わなければならない歌を歌うストリート・ミュージシャン。それはいったいどんな気分だろう。道端というどこでもない場所で、自分の信じられるものを歌うということ。たったひとつの信じられるものがあるということは、たったひとりの自分が間違いなくここに存在しているということだ。どの道を選んだとしても、そこにはその道を選ぶことで得ることのできる幸福があるだろうし失うものもあるだろうし得られない幸福だってあるはずだ。だとしたら、僕たちはどの道にだって進むことができる。大袈裟な夢なんて持たなくてもいいしロック・スターみたいに派手に生きるのもいい。強がったっていいし嘘ついたっていいしごまかしたっていいし時には立ち止まってもいい。ただその頼りない拳に握り締めたたったひとつの信じられる何かさえ守り抜けば、どこでもないここからどこかに向かって一歩でも前に踏み出せたなら、僕たちは世界にたったひとりの僕たちでいることができるから。僕たちには歌えない歌なんてどこにもないから。ヴューが歌っていることは、つまりそういうことだ。

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04:58 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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