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紅白

うめず
最近は積極的に漫画を読む。
でも最近のはよくわからないので、ある程度名の知れた漫画家の作品を読んでいる。
それで選んだのがなぜか楳図かずお。
そういえば紅白ボーダーのTシャツを大学に着ていった時は
なぜかウォーリーではなく楳図と呼ばれた。

この人の漫画は面白いぞ。
夢がある。
そして言うまでもなく絵が良い。
あの戦慄の表情。
一瞬で楳図!とわかる一筆一筆の存在感はすごい。

漂流教室
/ 楳図かずお

漂流教室
漫画界のロックンロールじいちゃん
 実に70歳を越えた現在でも自宅の改築を巡る一件で近隣住民から起訴されたりして相変わらずの「変なおじさん」的存在感を発揮しているしょこたんの神様は、その事件の発端となった自身のトレードマークである赤と白のボーダー・デザインについて、こんな風に語っている。「横じまっていうのは、囚人服から来ていると思いますね。まぁ、囚人服っていうのは、ある意味、社会に対して少し斜な構え方してる人たちなわけだから。で、ロックンロールの人たちにも繋がっていくっていうところがあって。僕、ロックンロール好きですから」。これは面白い話だと思う。もし彼が着ているあのボーダー・シャツが囚人服なのだとしたら、彼はいったいどうしてわざわざ自ら「囚われの身」にならなければいけなかったのか。というか、彼はなぜそれを止めないのか。終身刑の判決を、彼はなぜ自らに下したのか。
 『漂流教室』は72年から74年までの間に週刊少年サンデーに掲載された作品で、75年には小学館漫画賞を受賞した楳図かずおの代表作のひとつ。ある不可解な現象をきっかけにして、世界の終わる直前の未来へと学校ごと飛ばされてしまった子どもたちが、殺戮や飢餓の恐怖と戦いながらも逞しく生き抜こうとする力であらゆる不可能を可能へと変えていく、力強い大作だ。しかし、子どもたちはどれだけ懸命に苦難を乗り越えても、いつだって同じ風景へと立ち返ってしまう。スモッグが空を覆いあらゆる生命が砂へと化した果てしない暗闇の砂漠のような世界に、絶望は絶えない。それでも彼らはそんな変わらない世界の終わりの風景を、自分たちの始まりと希望の風景へと鮮やかに塗り替えていく。そう、変わったのは子どもたちの方なのだ。子どもたちは、解放されたのだ。それはまるで、ご近所さんから後ろ指さされながら暮らす囚人服の男にも訪れるかもしれない未来そのものではないか。夢を見るのは罪深い。それはまさに、終身刑に値するほどに。それでもその先に待ち受けているかもしれない風景は、やはり息を呑むほどに眩しいのだ。『漂流教室』の子どもたちが最後の最後に辿り着いた光の当たる場所に、この男もきっと立ち会ってみたいんだろうなと思う。
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