間違ってる2008 / 11 / 23 ( Sun )
![]() 久しぶりにYUKIの『joy』を聴いている。 本当に、本当に良いアルバムだ。 何かあると、“ハローグッバイ”を聴くことにしている。 「こんにちわ」と「さよなら」。 この曲で、人は一瞬でも何かと繋がることができる。 僕とYUKIを繋いだのは、そもそもこの曲だった。 僕がYUKIを思う時に胸の中で流れているのは、 いつだって“ハローグッバイ”のメロディだ。 “汽車に乗って”以来のYUKIの新曲が、ついに発表される。 タイトルは“メッセージ”。 これが、実は問題なのだ。 届けられる場所があらかじめ限定されたYUKIからのメッセージ。 そんなもの、誰の心にも届かない。 それがYUKIからのメッセージである以上、 「みんな」に届かなければ、意味はないのだ。 CDレヴューは今朝起きたときに聴いてたアルバムで適当に。 Please / Pet Shop Boys ![]() 個人的には80年代エレポップの金字塔 86年に発表されたペット・ショップ・ボーイズのデビュー・アルバム。邦題は『ウエスト・エンド・ガールズ』。一度は不発に終わったシングル“ウエスト・エンド・ガールズ”を一年後に再発売し、見事にUK・USで共に一位に輝いたペット・ショップ・ボーイズ。ディラン・ディランやカルチャー・クラブらが大挙してアメリカ進出を果たした80年代前半から半ばにかけての第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンからは少し遅れての成功となったペット・ショップ・ボーイズだが、当時ニューロマンティックと呼ばれたお耽美ユニセックスなヴェールを彼らも纏っていた。ただ、ほとんどムード先行で中身のないバンドが多かったニューロマンティック系アーティストの中で、ペット・ショップ・ボーイズのサウンド・プロダクションはやはり余りにも洗練されていた。冒頭曲“トゥ・ディヴァイデッド・バイ・ゼロ”のバン!と幕が開いたような硬質なシンセが鳴った瞬間、決まりである。“ウエスト・エンド・ガールズ”では英国風解釈のラップが取り上げられていたり“レイター・トゥナイト”では後のアダルト・ポップ路線を窺わせるミドル・バラードが披露されたりと、ジャケットは異常にミニマムだが彼らの音楽のキャパの広さを堪能できるある意味でダイナミックな作品になっている。 スポンサーサイト
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