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オレンジがはじけてる

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今はもうやっていないけど、
月曜の昼休みには、いちおう部会をやっていた。
今日部室に行ってみると、やっぱり何人か集まってきた。
気付いたら、ほとんど引退した連中ばっかで現役は二年生の新部長ひとりだった。

昼休みが終わると、何人かはちゃんと授業に行き、
いつもテキトーな連中は授業をサボってしょーもない話ばかりしていた。
しょーもない話に、ちょっとだけ真剣に悩んだりした。
部室にこもって仲間としょーもない話をしていると他のことなんてどうでもよくなる。
こんなくだらない日々も、
いつかなんて曖昧な言い方ではなくすぐに終わってしまうんだと思った。

ブライアン・ウィルソンは、終わるものは終わらせてしまってかまわないと言う。
青春は、そんな単純な「終わり」で回収することはできないと歌っている。
だからこそ青春はこんなにも開放的なのだと、彼は伝えている。

That Lucky Old Sun
/ Brian Wilson

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青春は「いつか終わるもの」だと思っていた
 今年実に66歳を迎えた巨匠ブライアン・ウィルソンからの新作。まさか今になってこんな作品が聴けるとは夢にも思わなかった。今から40年近くも前に制作を完全に放棄した作品を60代になってからもう一度始めから徹底的に構築し直した傑作アルバム『スマイル』。あのアルバムが、ビーチ・ボーイズという永遠の呪縛によって彼と聴き手すべてを60年代という遠すぎる「過去」に否応なしに縛り付ける作品だったのに対して、本作は感動的なほどに「今」でしかないブライアン・ウィルソンを鳴らしている。所々に語りを織り交ぜながらの17曲38分というこの極めてコンパクトかつ濃密な瞬間の中で彼は今だからこそ振り返ることのできる自分史を歌い上げていくのだが、そんな彼の背後に広がっていく景色は、「サーフィン」「女の子」「カリフォルニア」という眩しさに溢れた、そう、40年前のビーチ・ボーイズが楽しげに戯れていた、あのキラキラとした青春以外の何物でもない。ビーチ・ボーイズは、紛れもなく若き青春のバンドだった。そして同時に、無力感や虚脱感というあまりに残酷な青春の「その後」まで、正確に鳴らしてしまったバンドだった。ブライアン・ウィルソンは、自らの夢見た青春の煌きを自らの手で裏切った男だった。あの眩しい海に背を向けてしまった男だった。だからこそ彼の罪はどこまでも重く、『スマイル』はその完成までの果てしない年月を遥かに超えて彼を拘束し続ける十字架だったのだ。一度は絶望と狂気の淵で立ち尽くした男が今、「どんな声も、どんな思い出も、僕の心を固く閉じさせる。誰に会っても孤独だった。暗闇に取り残された僕には薄い影さえなかった。それが明日につながる真夜中だと知るまでは」と歌っている。遥か40年前、ひとりの青年が眩しげに見つめていたあの輝かしい景色は、本当の希望だったのだ。
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