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昔、ものすごく不純な動機で購入したブリトニー・スピアーズのデビュー・アルバム。
生まれて初めて「アイドル」と呼ばれる人のCDを買った。
ブリトニーのアルバムを買うのはサードを最後に止めた。
最新PVがすごかった。
でも、ブリトニーはこの頃のブリトニーをもう永久に超えられない。
別にそれで良いと思っている。
今でもファンかと訊かれたら、CDは買わないけど僕はイエスと答える。

人の写真を撮るのは難しい。
写っている人の可愛さやかっこ良さを超えて、
見る人の目を釘付けにする写真を撮るのは本当に難しいし、
そんな写真は滅多にない。
マシュー・スウィートのこのアルバムのジャケット写真を初めて見たとき、
僕はそこに写る女の子の素性なんてなにひとつ知らないくせに、
「あの子」だ、と息を呑むほど驚いた。
僕は、「あの子」のことを何も知らない。
この写真を見るまでは、顔はおろか、その存在すらも知らなかったんだから。

Girlfriend
/ Matthew Sweet

Matthew Sweet-Girlfriend
名前も知らないガールフレンド
 ビヨンセの新曲が良い。“イフ・アイ・ワー・ア・ボーイ”。「もしも自分が男の子だったら、女の子の本当の気持ちをもっとわかってやれるのに」と歌う名バラードなのだが、それはまぁ実際に男の子が女の子の気持ちをいまいちわかってやれない事実があるからこそ切なく響くのであって、もし何でもかんでも理解できてうまく対処されたらそれはそれでどうなのだろうと思わないでもない。恋愛なんて極端な話がもうひとつの世界との対峙なのだから。二人がピッタリ重なり合うことではなくて、それでも向き合い続けるということなのだから。二人が決定的に違っているということを認めることなのだから、わからないことだらけ齟齬だらけで別に良いのだ。それを恥じたり疎ましく思ったりする必要なんてまったくない。そんなネガティヴを超えるものは確かにあるのだ。もちろんビヨンセが歌いたいのはそういうことじゃないから別にどうでも良いのだけれど。
 マシュー・スウィートが91年に発表したレーベル移籍第一弾作。一部を除けばほとんど全曲で思いを寄せるガールフレンドについてのことが歌われている。「僕の可愛い映画スターになっておくれよ。僕が長い間憧れていた女の子になってくれ。君のことあまり知らないっていうのは事実だ。だけど僕はこの世界でひとりぼっち」なんて歌われたもう感涙モノだ。けれど、僕がこのアルバムを好きな一番の理由は、やっぱりこのジャケット写真。はっきり言って他のことはどうでもいい。名前も年齢もどこから来たのかもわからない女の子。僕が好きな女の子とは似ても似つかない女の子。でも、彼女は確かに「ガールフレンドの顔」をしている。僕には、こんな表情は出来ない。
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