ラビット2008 / 10 / 28 ( Tue )
へたくそな絵日記でお茶をにごす。 今日は、こんな一日だった。 ロスキャぺの新作、これは本当にすごいから聴いてみて。 明日は学校休むっきゃないと思った。 近いうちにロスキャぺのCDレヴューも載せます。 今日はとりあえず違う最新作で。 モグワイの最新作とかオーディナリー・ボーイズのファーストとか ブラックマーケットとかのジャケットで動物園の写真を撮ろうとしたけどやめた。 Snowflake Midnight / Mercury Rev そうだ、「ここ」以外にも世界はある 実はマーキュリー・レヴの作品はこれまで『オール・イズ・ドリーム』しか聴いたことがなくて(『ディザーターズ・ソング』ですらまだ未体験です……)、本当に、偉そうなこと言える立場ではないのだけど、「すべては夢」だなんて超甘ったるい印象しかないせいで彼らがかつては地鳴りのような轟音を呼び寄せるバンドだったという話を聞いても未だに実感が湧いてこない。ただ、その轟音が彼らを世界から遠ざけるための、遠い遥か彼方に思いを馳せるための手段だったのだとしたら、それは「すべては夢」という現実逃避と本質的に通じていると言えるのではないだろうか。世界との繋がりを拒絶し、自分たちを守るために彼らが必要としたもの――それが、サイケデリックという音楽だったのだ。 実に通算7作目となる本作。今にも地面に溶け出してしまいそうな甘く美しい歌声とシンフォニーは健在。けれど、本作がこれまでのマーキュリー・レヴのイメージと決定的に違っているのは、ここには、エレクトロニカという曖昧を許さない機械のビートが起動されているということだ。そして、サイケデリアとエレクトロニカという通常相容れないふたつの要素が絡み合って生み出された空間は、決して居心地が悪くないということ。多分、マーキュリー・レヴはサイケデリアの薄膜をついに破ろうとしているんだと思う。ここで激しく打ち鳴らされるビートは、揺らめくサイケデリアの結界に亀裂を入れるための鼓動だ。早く外に出たいとでも言うかのように子宮の中で暴れまわる生命の力強さ。この音楽は、そんな何かが閉ざされた空間からついに誕生する直前のような高揚と、その希望を歌っている。 スポンサーサイト
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コメント
すごい・・・なんとなく覗いてみたらまだちゃんと更新してある・・・
よ!
お~最近は書きたいことが尽きなくてね~。 ロック好きな人以外が見ても面白くないかもやけど、 なかなか充実してるよ~。 この前ちらっと見たけどビーサンやって安心したわ~笑 |
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