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レオン

レオン
初めてキングス・オブ・レオンのCDを買ったとき、
僕は、きっと彼らは昔のバンドなんだろうと思った。
昔のバンドの作品を間違えて買ってしまったんだと思った。
だって、こんな連中が21世紀に生活しているわけがないだろう。
しかも男三兄弟に従兄弟って。
どんなファミリー・バンドだ。
あり得ないと思った。
音はもっとあり得なかった。
それは、ロックンロールだった。

Only By The Night
/ Kings Of Leon

Kings Of Leon-Only By The Night
アメリカン・ロックの至宝
 シーンの文脈と照らし合わせて誰もが彼らに「ガレージ・ロック」のレッテルを押し付けていたデビュー期から早五年。彼らがこんなにも芯の強いロックンロールを鳴らすバンドにまで成長するなんて、いったい誰に想像できただろうか。田舎町の小さなガレージから数え切れない大衆の歓声に揺れる巨大なスタジアムへ――彼らのそんなアメリカン・ドリーム的大飛躍は、そのまま彼らの鳴らすロックンロールの成長の物語に集約されている。U2やパール・ジャムといった世界的なスタジアム・バンドの前座に度々抜擢され大舞台を踏んだ経験とその手応えから「キングス・オブ・レオン」という自分たちのバンドが放っている存在感の程と生み出すべき世界観を自覚した作品が前作の『ビコーズ・オブ・ザ・タイムズ』だった(“マクフィアレス”とか“ファンズ”とか、本当に最高のロックンロール・ソングだった)。そんな『ビコーズ・オブ・ザ・タイムズ』からたったの一年という短いブランクを挟んで発表されたこの最新作は、自分たちの成功を自覚したひとつのバンドのその後の成長の記録として、再び素晴らしいロックンロール・アルバムに完成している。地にしっかりと足の着いたその大陸的なロックンロールは、やはりオールド・スクール・ロックンロールにも深く精通したまま、前作とは比べ物にならないほどアレンジの幅が利いていて、今回も本国アメリカよりイギリスでバカ売れしているという話を聞くとアメリカ人はいったい何やってんだとちょっと怒りすら湧く。この若さで、こんなにもシンプルなのに、こんなにも太いロックンロールを出来るバンドは、残念ながら今の世界にはキングス・オブ・レオンしかいない。なんだかんだ言ってもやっぱアメリカのロックンロールはすげぇんだと思い知らされる。
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