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マイ・ネーム・イズ・ジョナス

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同じクラスで同じゼミの友達から珍しくメールが来た。
「JAPANにまた載っとるね。今本屋で見つけた、すごいな~」。
ありがとう。
「地味にバンドのHPができたから覗いてみて」。
おお、そっちこそおめでとう。早速覗かせてもらうよ。
というわけで、見てみたら着うたなんて配信してるからビックリしてしまった。
掲示板にもファンの人からのコメントが多数。
いやいや、俺なんかより全然すごいよ。
三人組のバンドで、友達はギター。
彼らのライブには行ったことないし、曲も聴いたことない。

その友達は、二年生の頃に「俺、もっと軽くならなきゃ」と言い出して、
その時入っていたサークルを止めて、突然バイクで九州一周し始めた。
意味がわからん。
でも、意味がわからんことをしなくちゃいけなかったんだろう。
僕には、少しわかる気がする。

ロックは反抗の音楽だ、とはよく言うけど、別にそれに異論はない。
そう、ロックは、入試とか就職とか出世とか、
あまりにも巨大な絶対的かつ社会的な奔流に、逆らうためのものかもしれない。
夢とか自由とか青春とか、そういうのがひとつひとつなくなって、
それを受け入れていくのが大人なんだ、なんていう、
「大人」側からの正論に反抗するためのものかもしれない。
そんなもんに飲み込まれたくなくて、丸め込まれたくなくて、
開き直りたくなくて、そのために、僕たちはロックにのめり込むのかもしれない。
こんな状況からロックになんとか救い出してもらいたくて、
でもロックですらも救い出してくれないから、
余計に僕たちは救い出してもらわなきゃならないのだ。
なんだかもう、わけがわからなくなるのだ。
ガチガチの正論で固められた世界なんて間違ってると思っている僕たちは、
だからこそそんな世界に、正論では太刀打ちできないのだ。
ロックって、そんなジレンマとしてのノイズのことを言うんだろう?

だから、いろんなもん切り捨てて突然九州一周を始めた彼の行為は、
わけがわからないけど、わけがわからないからこそそれは「異論」だった。
こんなところ俺のいるべき場所じゃないだろう。
「自分」は、いったいどこにいる?
だから、彼のバンドの歌が、できるだけ多くの人の心に届けば良いと思う。

三年生になって、やっぱりみんな就活を意識し始めて、
「そろそろ始めなきゃ」とか「イヤだなぁ」とか、毎日飽きずに言ってる。
そう言いながら、僕の周りの人たちがイヤイヤ就活するのを、
僕は見たくない。
履歴書なんて、何回書いてもそこに「自分」はいない。

僕はただ逃げてるだけだ。
でも、僕の精一杯の「異論」は封じ込めないで欲しい。
正しくても間違っていてもいいんだ。
むしろ間違ってるだろう。
でも、僕が呼吸できる場所を奪わないで欲しい。

マイ・ネーム・イズ・ジョナス。
僕は、ここにいるんだから。
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