FC2ブログ

トラヴィス

トラヴィス
昨年発表された『ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム』と
今月発表される最新作のジャケット。

眼か。
なんだか重厚感のないパール・ジャムみたい、というのが第一印象。
少なくともこのジャケットにこれまでのトラヴィスらしさはない。
『ザ・ボーイ・ウィズ・ノー・ネーム』で深い内省から抜け出したトラヴィス。
今は、変革の季節か。

ちなみに最新作のタイトルは『オード・トゥ・J・スミス』。
「J・スミスに捧げる叙情詩」といったところか。
わけがわからん。
J・スミスって誰だろう?
冒険家のジョン・スミスしか思いつかない僕は無知だろうか。
ロック界の高名な人だったらどうしよう。

新作が出る時は実際に聴くまで
インタビューもレヴューも読まない主義なので、
いつもタイトルとジャケットだけでどんな内容なのか想像するのが楽しい。
でも今回はちょっと予測不可能だな。
それがトラヴィスなだけに、なんだかモヤモヤして気持ち悪い。
とにかく復習、復習。

The Man Who
/ Travis

Travis-The Man Who
ロック90年史のスライド・ショウ
 トラヴィスがデビューした97年当時、オアシスのノエル・ギャラガーは自身がトラヴィスのファンであることを公言し、ツアーの前座でも彼らを抜擢していた。そこでトラヴィスはオアシスにも負けないパワフルな演奏で観客を魅了し、まさにオアシスの後継者としての存在感を放っていたらしい。ブリットポップが終焉を迎えつつあった97年、トラヴィスは文字通りの「最後のブリットポップ」だった。それから二年後の99年に発表された本セカンド・アルバムは、ロック調のデビュー作から一転して今後の彼らの作風を決定付けることになったアコギがしっとりと馴染むやわらかいサウンドスケープを描き出していた。99年と言えばブリットポップはすでに化石化していたが、大変貌をとげた本作一曲目に収録され、「ラジオでは馴染みの曲ばかりかかってる/それにしてもワンダーウォールってなんだ?」と歌う“ライティング・トゥ・リーチ・ユー”は言わばトラヴィスからの「ブリットポップ決別宣言」だろうか。最終曲“スライド・ショウ”では“ワンダーウォール”の他にもマニックス“デザイン・フォー・ライフ”やベック“デヴィルズ・ヘアカット”などの90年代ロック史を代表する名曲が皮肉っぽく捩られていて、輝かしき過去に別れを告げているようで面白い。降り注ぐ雨の中に佇むような切ないメロディと地面を静かに覆う粉雪をなでるかのような手触りで聴き手を優しく包み込んだ本作は結果的にコールドプレイという00年代UKロックの巨大なシンボルへと繋がり、図らずも90年代がすでに終わったことを美しく告げていた。
スポンサーサイト



02:10 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
ギターの正しさ | top | 今月のLP 9月

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://overtheborder.blog64.fc2.com/tb.php/470-310dac71