徒然と2008 / 07 / 29 ( Tue )
![]() う~ん、なんとも大人な構図だと思う。 わかっていただけるでしょうか。 黄金色に光るビール。 モッド・ファーザー、ポール・ウェラーの新作。 そして、落ち着いた青色で屹立する大人グリコ(ほろにがビター)。 またとない大人トライアングル。 これは渋い。 僕は、大人だ。 さっきまで今月中に提出のレポートを書いていました。 レポートの内容説明のプリントにテーマが七つ書いてあって、 それぞれに言及しながら書くんだろうなと思って書き始めて、 「よし!そろそろ終わるぞぉ!」と喜んでいたら、 どうやら七つのテーマの中からひとつに絞って書くみたいです。 ガッカリしています。 あんまりショックだったので特に書くことなけど書いてます。 CDレヴュー。というかただの感想文。 カールはやっぱりピートほどうまくやれない。 そこが好きなんだけどさ。 Romance At Short Notice / Dirty Pretty Things ![]() それでも、カールは進もうとしている カールにいったい何を求めるかで聴く人によって評価の分かれる作品だと思う。つまり、「元リバ」という決して変えることのできない彼のロック・スターとしてのアイデンティティとどう向き合うかだ。前作ではカール自身がリバへの未練と再出発に折り合いをつけられていない状態で、そんなしっかりと固まりきらない思いを引きずった葛藤として、あの錆び付いたナイフの切っ先のような音は響いていた。本作を聴いて、自分はカール以上に「元リバ」に固執していたんだろうなと改めて思う。そして、そういう人は結構多いのではないだろうか。 前作のようなブリティッシュなパンクではない。エモいなぁ。それが第一印象だった。二回目にはこれはこれで結構良いんじゃないかと思い始めた。三回目にはこれがダーティ・プリティ・シングスとしてようやく前を見て歩き始めた第一歩なんだろうなと思った。カール得意のメロディを大切にするジェントルさを取り戻しつつある。ライブでも最近はもうリバの曲をやっていないようだし、やっとケリをつけられたか? 前作のザラついた攻撃性は、立ち止まりそうな自分自身に向けられた切っ先だったんだろうな。そういうわけで、ついに吹っ切れたセカンド・アルバム。これが極めて優れたロック・アルバムであることは間違いない。カールの才能はやっぱり本物だった。でも、こんなくだらない話はあまりしたくないけど、じゃあ前作と比べてどっちが良いかという話になったら、聴いていると心臓がキュッと収縮してもう本当にたまらなくなってしまうのはどう考えても前作だ。そして、それは聴き手側の「元リバ」への勝手な切なさ以外の何物でもない。立ち止まっているのはカールじゃない。自分だ。 スポンサーサイト
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