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お昼ですね

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おはようございます。
今から何聴こう。
今日はついにプライマル・スクリームの新作を聴きます。
あとベック復習用の『シー・チェンジ』。
ストーンズの『アフターマス』も最近聴いています。

そして、タトゥー。
僕が生まれて初めてリアルタイムで経験したセンセーション。
実は最近ある授業で「パーミッシヴ・ソサイエティ」、
つまり「容認社会」についての言及があったのだけど、
そこで登場したのがタトゥーだった。
それについてのレポートも書かなきゃいけないし、
久しぶりに懐かしんで聴こうと思います。
でも、「容認社会」なんてどこにもない。
21世紀にだって、そんな場所はどこにもない。
でもだからこそタトゥーは強烈だった。
タトゥーを容認できない社会は、明らかに彼女たちのことを恐れていた。

200 Km/H In The Wrong Lane
/ t.A.T.u.

TATU-200kmH In THe Wrong Way
もう二度とこんな経験はできない
 中学三年の冬、相変わらず友達のいなかった僕はみんながアヴリル・ラヴィーンに夢中になっている中で、当時の唯一のロック仲間と二人でこればっかり聴いていた。まだ日本盤も発表されていなくて、彼女たちがテレビであんなことやらかすなんて誰も想像すらできないような頃だった。今はもう無理だけど、当時はロシア語でだって歌えた。その年の春に僕は高校生になって、年末に英語の授業で「今年最も印象的だったニュース」みたいなものの発表をやらされたのだけど、僕が選んだニュースはもちろん「タトゥーの登場」だった。その頃にはもう彼女たちのことを知らないやつなんて一人もいなかった。後で先生から聞いた話だけど、ほぼ満点に近い僕の発表のスコアは、実は学年でトップだったらしい。とにかくそれぐらい(?)、あの頃のタトゥーの存在感は凄まじかった。あれから五年が経つけど未だに彼女たちのレベルで日本中を震撼させるようなポップ・スターは、国内外合わせても登場していない。タトゥーは世界最後のポップ・スターだ。
 「事件」後の日本公演は怒りが湧くほどガラッガラの客入りだったみたいだけど、どれだけメディアが糾弾しても若いファンが彼女たちを支持し続ければ本当に素敵だったのにと思う。タトゥーは、ポップ・ミュージックが「パパ、ママ、ごめんなさい」という置手紙を残して世界から隔絶された深い森の中へと駆け出す逃避手段であるということを示し、いつまでも友達とか愛とかしか歌わない良い子ちゃんポップなんてフェイクだと暴き切り、大人が自分たちの都合で子どもに信じ込ませようとしてきたものを、明確に否定した。みんなが欲しがるものなんていらない。ただ自分が欲しいものだけを手に入れたい。どうして自分の好きなように生きてはいけないのか。自らの首を絞めることになった数々のスキャンダラスな言動は、「こんばんは、私たちタトゥーです」と行儀良く挨拶するよりよっぽど彼女たちのそんな違和感に満ちたアイデンティティを言い尽くしていた。タトゥーの疑問に明確な答えも持てないくせに開き直って否定するような人間になることが大人になるということなら、僕は大人なんかにならなくていい。五年前も今も、タトゥーを否定するやつなんて死んだも同然だと思いながら聴いている。成長してないな。
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12:05 | 音楽 | comments (1) | trackbacks (0) | page top↑
はさみ | top | ロックンロール・ライズ

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by: | 2008/07/27 11:14 | URL [編集] | page top↑

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