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ポップへの信頼

7月22日
実に九日間連続の更新。
どれだけ一人で引き篭もってるんだ。
友達いないオタクの本領発揮です。

それでも今日はテスト勉強ほっぽりだしてチャリで外をブラブラしてきた。
出発する時にうちのサークルのかわいいかわいい後輩と出くわして、
「せんぱ~い!現実から目を背けないでくださ~い(笑)」と言われた。

そんな後輩の言葉にも手を振って、モノレール沿いにひたすら南下。
今日のサウンドトラックはずっと今月発表されたMGMTのデビュー作だった。
このアルバム、最初は全然期待してなかった。
なんかジャケットの二人が胡散臭いし、
泥臭いロックンロールを愛して止まない僕の趣味とは明らかに違う感じがした。
まあ実際にツボではないのだけど、でもこれが良いのです。
今日はなんだかポップについていろいろと考えさせられた一日だった。

毎日、両肩に自分のやっかいな意地と劣等感の重みを感じながら生活している。
ポップは、その意地と劣等感の重みをどこかに吹き飛ばして、
僕を「あっちの世界」へと浮上させてくれる。
体を軽くしてくれる。そんな感じがしないだろうか。
だから、とにかく陽気で楽しいポップな音楽を聴き終わった時、
なんだか虚しかったり悲しかったり寂しかったりしないだろうか。
自分の体が、重くないだろうか。
両肩に意地と劣等感の重みを、感じてしまわないだろうか。

それで、あなたは、どうする?
つまるところ、ロックもポップも、
最後の最後は「あなた次第」なのだ。

Oracular Spectacular
/ MGMT

MGMT-Oracular Spectacular
ポップには夢がある
 ジャケットの写真を見て「M.I.A.みたいなトライバル戦士の一族か!?」なんて思っていたけど、全然違った。サイケであること、ダンスであること、そして、ポップであること――。それが絶妙なバランスで結びついて、どこか異境の地から流れ込んでくるかのようなカオティックかつドリーミーなサウンドスケープを描き出す不思議なポップ・ミュージック。学生時代はブリちゃんのカバーをやってふざけていたらしいが、そんな彼らのポップに対する臆面のなさは、僕たちが忘れかけていたポップ本来の魅力を鮮やかに思い出させてくれる。
 ロック幻想が「それでも前に進んでみせる」というオプティミズムを喚起するものであるとすれば、ポップ幻想とはこのMGMTみたいな音楽のことをいうのではないだろうか。めくるめく日々の中でその重みを増していく意地と劣等感を肯定して、解き放って、僕たちをユートピアへと導く奇跡。辺境の森の中でコミュニティを形成し、みんなで踊り狂う“エレクトリック・フィール”のビデオを是非一度観て欲しい。ポップが甘く魅力的である理由も、それに溺れる後ろめたさも、あのビデオはすべてを映し出している。それは逃避かもしれない。アルコールやドラッグに溺れるのとなんら大差のない、苦しみからの安っぽい回避手段かもしれない。それでも、ロック幻想が「前に進む」という強烈な意志その一点のみによって未来を約束するのと同じように、ポップは、そのくだらない逃避のみによって未来を約束できる。その逃避という一時的な安息のみによって、僕たちはきっといびつな形のままでも転がり続けることができる。そして、MGMTのそのレベルは、凄まじく高い。
 ポップを聴く上で一番本質的な部分は聴き終わった後にこそやってくるといつも思う。自分の意地と劣等感の重みを両肩でもう一度引き受けて、再び日常に放たれた瞬間にこそ、ポップはその夢の力を発揮することができる。それでもやっぱりその重みに耐え切れないでうなだれてしまうようなやつなら、ポップを聴くのなんてさっさとやめちまえばいい。
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