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ひとり

コインランドリーに行ってコタツ布団を洗濯してきました。
6月も終盤に差し掛かったというのに、
未だにコタツを出していたという体たらくです。
いつも外ではビーサンで過ごしているのに、家ではコタツ。
ここ数日はコタツの隣に扇風機が置いてあるという混沌とした状態に。
何たる矛盾。
でも、矛盾を抱えずに生きている人はこの世にひとりもいません。
僕もそんな世界の「ひとり」であるというだけ。


ところで、最近YUKIの“ロックンロール・スター”という歌をよく聴きます。
青春回顧の歌にも聴こえるこの曲ですが、決してそれだけでは終わらない。
この曲には、僕がYUKIを支持する理由が詰まっている。

「ロックンロールスター 夢見てた
本気で世界を 変えようとしてた」

青臭い。
切ない思い出をめくるようなこの曲。
YUKIは、世界を変えられないことをもう知っている。
自分の言葉が世界を染め直すことはないと、自覚している。
それでYUKIはどうしたのか。
世界を変えることなんてできないから、立ち止まったのか。
夢を停滞させたのか。
違う。
YUKIは、それでも止まらなかった人である。
夢を終わらせなかった人である。

これは、ロックの丸裸の姿である。
世界を変えられないという事実に直面して、
それでも「変えられる」ということをバカみたいに信じ込んでいる、
というのとは少し違う。
変えられないからといって、めそめそするのか。
立ち止まって、落ち込んで、すべてを止めてしまうのか。
大切なのは、それでも続けるということである。
世界を変えられなくても、僕たちは続く。
それでも、僕たちはきっと今よりも前に進める。
首の皮一枚の夢と希望。
それがロックの実態である。
前に進めなければロックじゃない。
夢と希望がなければロックじゃない。
ギリッギリでスレッスレの状態でも未来と繋がること。
それをビビッてるやつにロックなんて鳴らせやしない。

「ロックンロールスター We are together」

聴く度に、この一節に猛烈にしびれてしまう。
世界を変えられなくても、YUKIは前向きである。
おそらく、「世界を変られる」と信じていた頃よりも、ずっと前向きである。
臆病になる必要はない。
前に進まないロックなんて、どこにもないのだ。
なぜなら、前に進めない人は、どこにもいないからだ。

世界を変えられないYUKIを救ったのは、実はロックじゃない。
YUKIを救ったのは、YUKIである。
強引にまとめてしまえば、ロックなんていうものは存在しないのだ。
ある言葉を言い換えたのがたまたまロックと呼ばれているだけだ。
そして、そのある言葉とは、「自分」である。

僕は、多分、きっと、それを伝えたい。
今年の一番はこれだとか、今売れてるのはこれだとか、
この人の表現力はすごいとか、それはそれで大切だけど、
僕もよくそういうことを書くけど、
でも根底にあるのは、ロックの向こう側に「自分」がいることを認めることだ。
僕が音楽を聴いて、ここで屁理屈こねまわして何か書いて、
それは全部、「自分」と向き合うことから生まれている。

僕は「居場所なんてない」とか「自分なんていなければ」とか
「人生なんてクソだ」とか、そういうことを言うやつが嫌いだ。
僕がこの世で一番嫌いなタイプの人間は、自殺するやつである。
他人を殺すどうしようもない連中よりも、
それの百万倍くらい自殺するやつが嫌いだ。
逃げているだけである。甘えているだけである。
醜悪な世界からではなく、自分で自分を救うことから、逃げている。
一言で言うなら、アホである。
自分だけが特別に孤独で、可哀想な人間だとでも思っているのだろうか。
寂しい顔をしていれば誰かが助けてくれるとでも思っているのだろうか。
でも誰も助けてなんてくれやしないから、こんな世界じゃ生きていけないと、
マンションの屋上からアスファルトの地面に命をぶちまけるのだろうか。
いったい何を勘違いしているのか。
自分で自分のことが救えないのなら、他の誰かがどうやって救える?
誰も助けてなんてくれない。
自分を救えるのは、自分だけである。
ロックが伝えているのはそこである。
自分が生きてることにすらビビッているやつはダメだ。
そんなやつにロックの本当の意味がわかってたまるか。
「ロック」と「自分」は同義である。

ビビッてるやつに、「自分」なんて鳴らせやしない。
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14:26 | 日記 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
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コメント

#
うおおおぉおおぉ!!!

叫びましたw
叫びにきましたw

そして去ります!

ロックンロールスター・・・(口ずさみながら・・・)
by: まほし☆ | 2008/06/22 22:58 | URL [編集] | page top↑
# まほし☆へ
おぉーー!
駆け抜けて行ったね笑

ポップじゃなきゃいけない
可愛くなきゃいけない
楽しくなきゃいけない
踊れなきゃいけない

それがYUKIの「ロックンロールスター」像で、
最後に残された1mmのエゴが自分自身に向かうんやろうね。

あ、さっきイナ○キ先生にササお願いしてきた!
この場で報告です笑
by: 幸大 | 2008/06/23 15:02 | URL [編集] | page top↑

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