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言いたいことが多すぎて

二日後はYUKIのライブの日です。
もう目前に迫っているにも関わらず、
特に高まるものを覚えないまま日々を過ごしています。
楽しみにしていない、ってことじゃないですよ。
そりゃあもうめちゃくちゃ楽しみです。
でもライブ中はものすごく落ち着いて、余り言葉を発さずにいるだろうな。
腕なんか組んだりしちゃうかもしれない。
YUKIの音楽は、僕にとっていつもそうやって聴くものだから。
部屋の真ん中に座り込んで、ヘッドホンをして、
微動だにせずに聴いて、言葉に寄り添う。
YUKIの音楽は、僕の中でいつの間にかそういうものになった。
「YUKIちゃん可愛い!」なんてノリじゃなかった。
YUKIの音楽を聴く、ってことは、もっともっと切実な行為だった。
ドン詰まりになった自分を、とにかく前に進ませようとする行為だった。
だから、「目を、目を、目を、覚ましたいのに」も、
「愛の火は消えないわ」も、「私はこのまま信じてゆけるわ」も、
「あたしはうすっぺらで本物にはなれない」も、「もう歌えないわ」も、
他の誰もが受け入れようとしなくても、
俺だけは死ぬまで受け入れてやると誓った。

一応知らない人のために。
YUKIのソロ第一弾アルバムの『PRISMIC』は
“眠り姫”という曲から始まっているんですよ。
その一曲目で、YUKIは自分の中の「ひとり」の存在を認めます。
独りぼっちで迷子になった自分を、YUKIは「眠り姫」と呼んだのです。
そして、YUKIはそれを一曲目に選んだ。
もう何百万回と聴いたアルバムなのに、
僕は未だにこの始まりにいちいち感動して、涙が出そうになります。
自分の中の「ひとり」と共鳴するんです。
「君もここから始められるんだよ」とYUKIに耳元で囁かれてるような気になるんです。
結局は独りぼっちで、不完全な自分だけど、僕はここから何か始められる。
それはきっとあなただって一緒なはずです。
みんなの中に、「眠り姫」は存在するんです。
自分の中にいる「眠り姫」の存在を認められたら、すべてはうまくいく。
「眠り姫」はすべてをポジティヴな方向に向けるキーワードです。
なんかいかがわしい宗教みたいですね。
もう何でも良いや。
ライブ、ものすごく楽しみだな。


さてさて今日もディスク・レヴューを載せます。
今日は古い作品から。
最近はロックの歴史を遡って聴いているわけですが、
つまり、今はちょうどこのへんを聴いているということです。

Please Please Me
/ The Beatles

Please Please Me


ビートルズのデビュー・アルバム
 最近は何世代も前のロック・グレイツの作品も積極的に購入しているのだけど、こうやって聴いてみると、ビートルズが当時どれだけ特別な存在感を放っていたかが改めてよくわかる。初期時代は彼ら自身がその代表格として語られているが、ロックがたとえ思春期的なきらめきを多く内包したものであっても、ビートルズにはこのデビュー・アルバムの時点ですでに「それだけでは終わらせない」とでも言うような意地があった。ライブ録音されていることも大きいのだろうが、最終曲の“ツイスト・アンド・シャウト”で聴けるジョン・レノンのしびれる歌声には、「これぞロケンロー!」な強いうねりがある。ジョンとポールをいちおう中心に置いてはいるが、メンバー全員がボーカルを担当できる形は今でも十分な強みだ。並みのアイドル・バンドでなかったことは余りにも明白である。他のバンドとは「幅」が全然違うのだ。この後、ビートルズがどのような作品を発表していくかはとっくの昔にわかりきっているが、ここから彼らの才能と魅力がいかに『サージェント・ペパーズ』へと結実していくのか、改めて作品を追うのが非常に楽しみである。ビートルズの未来は、すなわちロックの未来なのである。ビートルズについてはわざわざ僕が書かなくてもすでに語り尽くされている感があるので、以上、すべて蛇足でした。
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19:13 | 音楽 | comments (3) | trackbacks (0) | page top↑
眠り姫を見た | top | メランコリニスタ

コメント

#
いよいよ福岡ですね。
いまのYUKIをどのように感じられるか興味あります。

実は..俺もLIVE中にステージと歌に集中しすぎちゃって、
フリーズしちゃってることがままあります。
(振り付けも良く分らんです。)

やっぱりステージ上の彼女は別格だと思いますよ。
”キレ"のレベルがちょっと違うと思ったリします。

そうですね、ほんとに「言いたい事は~」な心境になりますけど。
楽しんで~くれ~





by: あむりと | 2008/05/20 02:45 | URL [編集] | page top↑
#
ほんとに"言いたいことが多すぎて"昨日も伺いましたが
結局つまらんコメントを書いてしまった。

LIVEはもう終わりましたね。
どうだったんでしょう。
YUKIではなく管理人さんです。

自分もYUKIについてチョッと書いてみて
たまたまここにたどり着いて、
その濃密さと深度に驚き、
「早まったな~」と思いました。
21歳、若干と言ってもいいですよ。
ビビりました。

ここにきて「PRISMIC」をまた何度もききました。

「わたしのベイベー」と叫んだ
声は無二のものだと再認識しました。
しかし現在も今後もこの声を再び聞くことができるとはわかりません。
”この先を聞かせてほしい"と言う事なのでしょうか?
次は、あれでもこれでもない、次は。。。。。

それでもこだわっている管理人さん。
ほんとどうだったんでしょう、その過程にあるLIVEは。
by: あむりと | 2008/05/20 23:06 | URL [編集] | page top↑
#
コメントありがとうございます!
返事が遅れてすみませんでした。
今、ライブから帰ってきたところです。
ただいま、です。

今回のライブ、とてもとても感動的でした。
素晴らしかったです。
YUKIらしいライブでした。
でも、今回のライブをとても特別なものに引き上げているのは、
間違いなく“汽車に乗って”だったと思います。

“汽車に乗って”を歌う前のMCで、YUKIが言ったんですよ。
「ここ最近は、歌を作るとき、世界を創るときは、自分じゃないところで、みんなが歌えるものを作っていた」、と。
「でも、そろそろ、戻ってみっか」って。
自分にもう一度戻る、と言ったんです。
その最初の一歩が、“汽車に乗って”だと。

言うまでもなく、『PRISMIC』はそういうアルバムでしたよね。
あのアルバムの標的は、「みんな」じゃなくて「自分」だった。
YUKIが自分の中の「眠り姫」と向き合った作品だった。
そこからYUKIは前に進み始めて、確実に、世界を創り上げていった。
“ワンダーライン”は、その作り上げられた世界とYUKIを繋ぐ架け橋でした。
YUKIにはもう「あっちの世界」に踏み込む準備が出来たんだな、と僕は思っていました。
僕は、それを良いことだと思っていました。
僕は、ようやく『PRISMIC』を終わらせられると思ったんですよ。

でも、YUKIは次に“汽車に乗って”を歌った。
もう一度やり直せば良い、っていうことなんですよ。
もう一度、あの頃に戻れば良い、ってことなんですよ。
これは原点回帰じゃないです。
『PRISMIC』へ後退する、という意味ではないです。
それが、YUKIの「進み方」なんですよ。

もう一度戻れば良い。
そこへの意志と覚悟の強さを感じさせる、素晴らしいライブでした。

by: 幸大 | 2008/05/21 00:47 | URL [編集] | page top↑

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