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サンキュー

Motion Sickness
/ Bright Eyes

MOTION SICKNESS [Import]


この声はやっぱすごい
 21世紀という時代に伝統的なフォーク・ロックを使って本気で世界を変えようとしている男の唯一のライブ・アルバム。日本盤の発売を希望する。05年に『デジタル・アッシュ・イン・ア・デジタル・アーン』『アイム・ワイド・アウェイク・イッツ・モーニング』という趣向のまったく異なる2枚のアルバムを同時発表、それぞれからのシングルがビルボードでチャートを独占し話題になったが、このライブ・アルバムはフォーク・サイドである『アイム~』のライブ・ツアーを収録したもの。
 声が、震えすぎている。ジョークで会場を沸かすような余裕だってあるのに(“メイク・ウォー”のショート・バージョン最高!)、歌声は相変わらず怯えた小動物のようにガクガクと震えている。ビョークのようにステージに自分の世界を呼び起こすわけでもないし、リアム・ギャラガーのような超俺様節でもない。コナー・オバーストの歌声には彼らみたいな「強さ」は少しもないが、この「震え」には立ち止まらなければならない説得力がある。その説得力の正体を「21世紀のアメリカに生きることの怒り」だ、とすることがファンからの後付と屁理屈だということはわかっている。でもそうなのである。その声で、彼はブッシュに向けられた最強のプロテスト・ソング“ウェン・ザ・プレジデント・トークス・トゥ・ゴッド”を歌うのである。配信限定でリリースされたこの曲がCDで聴けるのは本作だけだ。黒人か女性か、どちらが米国大統領になるかという今、彼はもうこの忌々しい曲を歌うことはないだろう。これが聴けるだけでも価値がある。その他楽曲も、対世界の構図でコナーが必死にもがいることの伝わる良い選曲だ。
 ちなみに、後半には海外の子供向け番組でコナーが歌ったフェイストやエリオット・スミスのカバーも収録されていて、日本盤が発売されていないとはいえコレクターズ・アイテムにしてしまうのは余りにももったいない作品。
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18:14 | 音楽 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
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コメント

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 昨日、バイト行って、帰る間、ブライト・アイズの「カッサーダ」(?今手元にipodがなく…)聴いていました。
「カッチャカッチャカッチャカッチャ…♪」が、今のとこ、やはり耳触りが良いですね。
何か、タイミングが良かったので、他愛もないコメントしてみました。
また、あのショート・バージョン聞かせてね^^

更新、また楽しみにしています。
by: riko** | 2008/03/20 13:54 | URL [編集] | page top↑
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昨日はお疲れー!
ちなみにあのアルバムのタイトルは『カッサダーガ』です笑
rikoにはコナー・オバーストの声はどんな風に響いてるのでしょうか・・・。
俺には先入観と決め付けがあるから。
そこのところが気になります。

こっちも更新楽しみにしてるよー。
by: 幸大 | 2008/03/20 16:29 | URL [編集] | page top↑

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