一休み2008 / 03 / 17 ( Mon )
今日は高校時代の友達と飲みに行きます。
今までとはちょっと違うメンバーだし人数も多いから楽しみ。 早く約束の時間になってほしいものだけど、 残念ながらまだまだ時間はあるので軽く更新。 マドンナについては『徹底検証』で散々書き倒したけど、 番外編というわけでこのアルバムのレヴューでも。 I'm Breathless / Madonna
ブレスレス・マホーニよりマドンナが好きだ 一マドンナ・ファンとして、彼女の作品に期待するものといえばやはり「世界を変えてみせる」という断固たるアティテュードだが、本作はそもそもが彼女の主演した映画『ディック・トレイシー』を軸にしたプロジェクトの中の一部だから、そこの部分は我慢して聴いていこう。 こういう映画やミュージカルなどのサントラ的な作品は、曲と曲とをつなぐ本来のストーリーをどうしてもすっぱ抜く形になってしまうので喜怒哀楽や楽曲のテンションの落差が激しくなりがちだが、このアルバムみたいに単純な曲の良さで勝負できるものは、雑な例えで申し訳ないのだが、動物園みたいで素直に面白い。ライオンさんを観たら次はキリンさん、ゾウさん……といった感じだ。わかってもらえるだろうか。オリジナル作品では聴けないような大げさなぶりっ子からいつもとはまた一味違うブロンド・グラマーな女性まで軽妙に演じていて、ミュージカル特有の軽さというか躍動感もあるし、これは確かに部屋で小さくなってCDで聴くよりもステージやスクリーンを通して聴いた方が映えるだろうなと納得。完全なサントラではないためにオリジナル・アルバムとしての文脈で語られることもたまにある作品だが、事実上のサントラといって良いだろう。ラストには日本で強い支持を誇っている“ヴォーグ”もしっかり収録。未だに日本ではこの曲が“エクスプレス・ユアセルフ”や“パパ・ドント・プリーチ”などよりも大きく扱われているのには納得いかないのだが、『ライク・ア・プレイヤー』から『エロティカ』までの音楽的変化の理由を引き受ける重要な楽曲だ。オリジナル・アルバムみたいな世界を震わせる高揚はないけど、ファンなら押さえておくべき作品ではないでしょうか。 スポンサーサイト
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