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倖田來未の活動再開によせて

 実は最近ずっと気になっていたのだが、「羊水腐る」発言で活動を自粛中だった倖田來未が、4月のライブからようやく活動を再開するようだ。
 一連の問題は、彼女のCDを一枚も聴いたことがない完全な第三者の僕にとっては、世界のバカさ加減があの騒ぎに集約されていたみたいでものすごく面白かった。でも、第三者だからといって、冷めた目で「バカだなぁ」と呟いて、あとは知らん振り、というわけにはいかないのである。第三者なら第三者なりの意見がなくてはいけないのである。だから自由気ままに、自分勝手に、書いていこうと思うのである。

 まず倖田來未の発言には脇が甘いとしか言えないのだが、その後のメディア、レーベル、企業、世間、みんなの過剰反応があまりにもバカげていた。そもそもがどう考えても若い女の子の冗談としか思えない文脈から出た失言なのだ。許すことなんて簡単だったはずなのだ。常日頃から彼女のことを快く思っていなかった連中が寄ってたかってハメようとしない限り、あの発言はこんなバカ騒ぎには発展しなかったはずだ。活動や宣伝を自粛させたレーベル然り、彼女を使った広告を一切排除した企業然り、まるで伝家の宝刀を抜くかのように得意げになって「デリカシー」なんて言葉を叩き付けた世間然りである。完全にネタ目当てで彼女を非難したメディアもバカである。我が物顔で偉そうな口を利く「芸能評論家」なんてわけのわからん肩書きの連中にいたってはスキャンダル好きで好色なだけのただのクソである。匿名希望でなきゃ意見のひとつも言えない陰湿なネット住民なんてもうそれ以下である。誰よりも「デリカシー」のないバカが寄ってたかって弱者をハメる。これはもう完全なる「イジメ」の構図である。こういうバカは自分たちの間抜けさを自覚する能力がないからタチが悪い。揚げ足取って「正しいこと」を押しつけて、一体どこに正義があるというのか。ただ彼女のことを恐れてるだけじゃないか。そんなもの、「現地の人たちの自由と権利のため」という大義名分の下に、ある国を爆撃するのと同じくらい間抜けな行為じゃないか。

 倖田來未の謝罪会見は、キッカケとなった発言以上に放っておけない問題である。彼女が涙を流して謝って、自分が極端に悪いことを認めてしまって、それが既成事実になってはいけないのである。イジメ的な反応をした連中のバカさだって追及しなければいけないのである。謝罪することで全部引き受けてしまって、それでひとりの人間がひん死状態に追い込まれてしまってはいけないのである。そりゃあとりあえず謝ることは必要だったと思う。そんなにシリアスな問題なのかという話なのである。ひとりの女の子はこんなにも簡単に打ち砕くことができるのに、なんでもっと悪いことをしている政治家はこれっぽっちも動かすことができないんだろう。つくづく効率の悪い世界だと思うのである。

 発言後にして最新作が1位獲得という嬉しいニュースも確かにあるが、雰囲気的に斜陽気味の今こそ、彼女が大きく開き直るチャンスだと僕は思っている。復活ライブで「メディアもレーベルも腐ってる」ぐらい叫んでみて欲しいもんである。今のスターであり続けたいのなら、今という時代のあらゆるものを背負って欲しいもんである。レーベルのビジネス至上主義もメディアの高慢さもネットの陰湿さも背負った上で、ファイティング・ポーズをとってもらいたいもんである。余りにもリスキーな行為だが、必ず支持者はいるのだ。自筆の謝罪文なんて惨め極まりないものが送られてきてもなお、彼女を応援している人はいるのだ。そんな立派で真っ当なファンを、彼女はもう絶対にガッカリさせちゃいけないのである。復活ライブで、彼女は去って行った軽薄な似非ファンにではなく、彼らに向かって歌わなくてはならないのである。今なお自分を支持してくれる彼らに、「倖田來未を好きな明確な理由」を与えなければならないのである。それが例えレーベル側で膨らむ負債を抑えるために用意された場所でも、である。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴いているせいか、僕はちょっと過激になっているのである。

 そんなわけで(全然関係ないが)、僕はちょっとJ-POPが気になっているのである。歌モノに特化したダフト・パンクみたいな女の子三人組のパフュームとかいう人たちと、AKB48がものすごく面白いと思って、聴いてみたいのである。YUKIにしても安室奈美恵にしてもチャットモンチーにしても、僕が好きになる日本の歌手は女性ばっかである。カラオケで歌えないのである。カラオケで吉井和哉なんて歌っても盛り上がらないのである。
 そんなことはどうでも良いのだが、明日は久しぶりに高校の時の友達と遊ぶのである。非常に楽しみなのである。

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17:56 | コラム | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
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コメント

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私も、倖田來未は聴いた事も、興味も示した事もなく、ただテレビなどで拝見するだけでしたし、問題になったときも、幸代さんと同じ気持ちになりました。ただ、文章力がないので伝えられないのですが。

私は、J-POPと言われる方達をあまり聴かないのですが、うーん
そうですね。カラオケでロビンは暗いですね。

ダフトパンクの幕張のライブ行きました!
なんだか盛り上がってて、シャツまで買って、父親と行ったので、私一人だけ盛り下がってましたが(何
パフュームも気になって聴いたりしてます。

長文失礼しました;
by: ミカンズン | 2008/03/17 19:01 | URL [編集] | page top↑
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メディアも芸能評論家もネット住民も倖田來未の発言についての意見は言うけど、誰も問題そのものを検証しないんですよね。どうなんでしょうか。

やはり暗いですよね、でも歌いますが笑
ダフト・パンク良いなぁ!しかもお父さんとですか?
親とダフト・パンクなんてめったに経験できませんよ!

パフューム、聴いてるのですね。
YUKIとかCharaとかブリグリとか、ミカンズンさんとは日本のロックの趣味が合うみたいでなんか嬉しいです。
コメントありがとうございました!
by: 幸大 | 2008/03/18 15:16 | URL [編集] | page top↑

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