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ティム・バートンの本棚

ヴィダル・サスーンのCMの安室奈美恵、あれ、かっこよすぎるなぁ。
去年発表した『PLAY』もめちゃくちゃ良かったし、ファンになっちゃおっかなぁ。
再び上り詰めたキャリアの頂点。
彼女はしっかりと謳歌しているようです。

それは全然関係ないけど、最近『ビッグ・フィッシュ』という映画を観ました。
監督はティム・バートン、僕の大好きなユアン・マクレガーが主演の作品。
本当は友達の家で一回観たことあるんですけど、なぜか覚えてないんですよね。
こんなに良い映画だったとは。

ユアン・マクレガーのことはもう完全に信頼しちゃってるなぁ。
相変わらずのイイ男でした。
ティム・バートンの映画は、
他には『チャーリーとチョコレート工場』と『シザーハンズ』しか観たことがない。
だからティム・バートンの大ファンの人からしたら甘い意見なのかもしれないけど、
『ビッグ・フィッシュ』は、ティム・バートンの真骨頂だと思う。
もう本当に素晴らしいと思う。

ティム・バートンの映画って、夢みたいに魅力的で、絵本みたいに妄想的ですよね。
でも、絶対にただの「子ども向け」では立ち止まらない。
そもそも僕は絵本を子どもだけのものとは思ってはいないけど、
ティム・バートンの本棚には、絵本がズラーッと並んでいて、
でも、一冊分だけ、一冊分だけ場所が空いている。
そこには、「感傷」という人間臭さが入る。

ティム・バートンの作品が本当に素敵なのは、
その一冊分の感傷があるからだと思う。
窓を開けた瞬間に圧倒される水仙の世界も、時間止めちゃったりとかも、
巨人とか体のくっついてる双子とか魔女とかも素敵だ。
実際には見たことのないような情景やキャラクターにはワクワクする。
ティム・バートンの作品は基本的にそういうものが多いけど、
それが完全な「向こう側の世界」になってしまわないのは、
服を着たままの老夫婦がバスタブの中で抱きしめ合う、
そんなさりげない感傷が僕たちの世界と作品世界を繋いでいるからだ。

思いっきり主観的なこと、
というか僕がティム・バートンの作品を観ていていつも感じることを言います。
その感傷の正体とはつまり、
この映画の中の世界は、結局はあなたが今いる世界と地続きなのだ、と。
そこが、恋人と一緒に来た映画館でも、
独りぼっちで画面を覗き込む狭苦しい部屋の中でも、
家族みんなで肩を並べるリビングでも、
どこで、どんなふうにこの作品を観ていたとしても、
ここにある世界はあなたがいる世界と本質的な部分で繋がるのだ。
あなたのその人生は、
この映画のようにロマンチックなものにも成り得るのだ。
そういうこと。

そして、この映画はそんなティム・バートンの核心部分に思い切り直接的に触れる。
死へと向かう父親に必死に「作り話」を語りかける息子。
その「作り話」を嘘っぱちと吐き捨てるか、素敵な「夢」にするか。
ここでいう「夢」はいつもの夢とはもちろん意味が違います。
ティム・バートンの作品は、言ってみれば息子が語るその「作り話」だ。
彼の語る「作り話」は、あなた次第で「夢」に変わる。
あなたの人生に、「夢」はあるか。
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