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Let Love Rule

It Is Time For A Love Revolution
/ Lenny Kravitz

It Is Time for a Love Revolution

「L」の世界
 レニー・クラヴィッツの通算8作目となるオリジナル・アルバム。ところで、本作のテレビCMをご覧になったことがあるだろうか。映画『DEATH NOTE』のスピンオフ作品である『L change the World』の主題歌にリード・シングルの“アイル・ビー・ウェイティング”が使用されているためレニーが「ロック界のL!」と謳われているのだが、なんというか、あれはどうにかならないものだろうか。本作にはご丁寧に『DEATH NOTE』シリーズとまったく同じ書体の「Lステッカー」まで同封されている。この根性はすごい。もっと映画そのものに力を集中させてみてはいかがだろうか。
 広報部はそれを意識したのか、それともただの偶然なのか、このアルバムにはもうひとつの「L」がある。それが「Love」である。最近はマッチョな裸族的趣味やゴージャスなセレブ面ばかりが目についたが、レニーは元々プリンスや吉井和哉らと同種の「愛の人」である。そもそもが「愛にすべて支配させよう」と歌う男である。タイトルは「今こそ愛の革命を起こす時」。前作で洗礼を受けたレニーが久々に愛炸裂の作品を完成させた。本作の制作に取り掛かる前にレニーはこれまで共に仕事を続けてきたスタッフを全員解雇したそう。すべてを白紙に戻すことでこれまでになく自由に曲を書くことができたらしいが、その成果が「愛の解放」として見事に作品に反映されていて、これはファンならずとも嬉しい。レニーの表現はそのシンプルさと愛が肝だと個人的には思っているのだが、そのシンプルさ故に初めて聴く人には愛の押し付けにもなりかねない。そんな誤解を力技でねじ伏せんばかりのこのLoveさ。レニーの愛はポジティヴネスの象徴であると同時に痛烈な社会批判としてあり続けてきたが、世界の落下が止まらない今だからこそ彼は愛という永遠普遍/唯一無比のテーマを再び掲げなければならなかったのかもしれない。とにもかくにも嬉しい最新作。映画は絶対に観に行かないけど。
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