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9月が終わったら起こしてくれ

今日は久しぶりに学校に行きました。
学び舎の9月分の教室確保のために行ったんですけど、
制服姿の高校生がいっぱいいてビックリしました。

同じく久しぶりに、こっちは学校よりも随分と久しぶりだけど、
グリーン・デイの『アメリカン・イディオット』を聴きました。
高校生を見てたら聴きたくなったわけです。
ちょうどリリースが高2の時だったので。

前にチラッと書いたけど、僕は昔からグリーン・デイが嫌いで、
嫌いというと言い過ぎかもしれませんが、
あの親しみ安すぎるメロディは危険だ、と思い込んでたんです。
『アメリカン・イディオット』をちゃんと聴くまでは。

恥ずかしいことに僕があの作品とちゃんと向き合ったのは大学生になってからで、
もちろんCDは持ってたんですけど、
それでも作品の上っ面をなめたような聴き方しかできてませんでした。

あの作品が出るまでのグリーン・デイの肝っていうのは
みんなが口ずさめる親しみやすさとシンガロングできる楽しさ。
それがすべてだったと思う。
だからこそ『ブレット・イン・ア・バイブル』での大合唱はすごいし、
学生バンドは今でも“バスケット・ケース”を歌いたがる。

でも、今日改めて思ったけど、『アメリカン・イディオット』は違う。
日本では表題曲が完全に一人歩きしてしまって、
「ロック・オペラ」がやたらとはやし立てられて、
あの作品の本質をすっかり見過ごしているなと思う。
あの作品を聴いたことのある友達を見ていても、
ちゃんと理解されてないなと思う。
別にビリー・ジョーとセイント・ジミーの2人格がパラレルに……
なんて難しいことを言うつもりはないし、
このアルバムの本質はそんなところにはないと思う。
もっと単純で、でも、ちょっとだけ深いところにある。

「反戦」を含む「バカなアメリカ人」のステートメント。
ビリー・ジョーとセイント・ジミーの人格関係。
ロック・オペラの壮大さ、奥行きの広さ。
それらはあくまであの作品のひとつひとつの要素にすぎなくて、
あのアルバムが本当にすごいのは、
それまで単純で解かりやすいエネルギーのみでロックしてきた彼らが、
その方法論でこれほどまでのキャリアを築き上げた
世界でただひとつのバンドである彼らが、
グリーン・デイ流「考えるロック」をやろうとしたこと。
それを見事に成功させたこと。それがすごい。
それでいてメロディは相変わらず砂糖てんこ盛り。
だから、今、僕はグリーン・デイが好きです。


今日は『ドゥーキー』か『アメリカン・イディオット』か、
グリーン・デイの作品を紹介しても良かったけど、
もちろん他にもいろいろ聴いてるのでこれまた久しぶりに聴いた他の作品で。
来月新作を発表するので今までの作品を聴こうと思ったんですけど、
こっちに持ってきてるのはファーストの1枚だけで、
この前実家に帰った時も例の事情でドタバタして
シカゴとマンソン閣下しか持って来れなかったので、
TSUTAYAで借りてしまいました。
時々衝動的に聴きたくなるんですよね。

In Your Honor / Foo Fighters
In Your Honor (CCCD)



ロックの最も熱い部分
 05年に発表された、フー・ファイターズの2枚組の傑作アルバム。バリバリのロック・サイドである1枚目とは対照的なアコースティック・サイドの2枚目は甘ったるくてまったく好きになれないのだが、1枚目はすごい。本当にすごい。だって、何の変哲もないロックなのだ。何の装飾もない、正真正銘のフー・ファイターズなロックなのだ。
 今のデイヴ・グロールにとって、ニルヴァーナというバンドはいったいどういう意味を持っているのだろう。90年代最高と言われるバンドに在籍し90年代最強と言われるアルバムに参加したという誇りか、人生を狂わせたあまりにも深刻な呪縛か。そのどちらであろうとも、キャリア最大のセンセーションであるニルヴァーナの存在を無視して彼の作品を語ることはできない。フー・ファイターズを開始してからもそんな風にニルヴァーナの存在はある種のシコリとして常に居座り続けていたが、フーファイ流ダイナミズム爆発の本作1枚目はそんなシコリを完全にぶち壊す勢いである。この何の変哲もないロック・アルバムが歌い手の背負うあまりにも重大な事情を共に背負いながらもまったくグラつかずにこうして素晴らしい作品として成立しているのは、息づかいひとつからでさえ伝わってくるデイヴのロックに対する情熱と信頼が紛れもない「本物」だからである。自分からアイデンティティを奪い去ったロック。人生を見事に打ちのめしたロック。それでも生涯を掛けて愛し続けていたいものとしてのロック。そんな汗臭い男だから、デイヴのあの気前の良い笑顔とひたすら情熱的な歌声は、もうなにがなんだか解からなくなるくらい頼もしくて仕方がないのだ。そんなデイヴが大好きで仕方がないのだ。デイヴのロックに捧げる情熱と信頼が、4枚のアルバムを通過して、ついに本作で最高の形として結実した。1枚目はそんな感動的な作品だ。来月発表予定の6枚目も、このままの勢いでいけ!


おまけ
Foo Fighters-Best Of You
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