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星屑サンセット

台風で延期になってた試験がようやく終わって、なんとか夏休みです。
最後の試験はシェイクスピアについての論述。
ノートの持込可だったけど、そんなもの律儀に書いてるわけもなくて
持ち込んだのは7行ぐらいのシェイクスピアの生い立ちに関するメモだけ。
シェイクスピア作品は一作も読んだことないし、
もうこりゃあ無理だ、2枚も書けんよ、
と白旗を上げる思いで臨んだんですけど、
なんだか今日はやけにクリエイティヴなエネルギーが沸々と湧いてきて、
結局メモもまったく使わなかったし、自分でも面白いぐらい筆が進んだ。
シェイクスピアのこと何も知らない学生に
あんだけ偉そうに語られるあの先生がちょっとかわいそうです。

テストは5限だったから、それまでにちょちょっと調べれば大丈夫か
と楽観してたら8日はYUKIの新曲の発売日だということをふと思い出して、
勉強ほったらかして家の近くのCDショップに駆け込みました。
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それからもうずっと聴き倒して、更に午前中にTSUTAYAで借りた
ドアーズとかオレスカバンドとかR.E.M.も聴かなきゃ……
というわけでもう全然勉強できなくて、メモ7行に行き着くのです。

さて、YUKIの新曲『星屑サンセット』。
前作の『ビスケット』の時にも思ったけど、
僕は多分今のYUKIが結構嫌いじゃない。
『PRISMIC』『commune』『joy』は本当に大好きな作品で、
『WAVE』だけは『joy』の五番煎じぐらいにしか感じられなくて
大嫌いだけど、ここ2作のシングルの流れは結構良い。
相変わらず僕がYUKIに求めているのは『PRFISMIC』の影で、
自分でもしつこいぐらいだと思うのだけれど、
でも音楽は歌い手じゃなくて聴き手のものだと思ってるから、
僕が聴くYUKIは僕の求めてるYUKIじゃないと駄目だと思ってるから、
そのエゴは誰がなんと言おうとも持ち続けるつもりです。
だから『ビスケット』も『星屑サンセット』も、
僕にとっては全然YUKIのストライクじゃないです。

でも、なんか良いよ。
『PRISMIC』とは別の形の、『PRISMIC』ほど歪んでなくて、
むしろ生真面目に形が整ってて少し融通のきかないぐらいだけど、
でも自分を受け入れてくれる器を、YUKIはついに見つけたみたい。
『PRISMIC』に後ろ髪を引かれる思いがあるから、引かれていたいから、
あんまり素直に受け止めることはできないけど、本当に、悪くない。
でも、今YUKIを支持してる人たちの価値観が僕は信用できないから、
未だにYUKIファンを公言するのは誤解されそうで怖い。
「俺の理解の仕方はそんなじゃない」「そんなのYUKIの真骨頂じゃない」
って相変わらず思ってしまう。
『joy』以降闇雲に陽性ポップ路線で走り続けてきたYUKIだけど、
ここ2作の質感には『joy』『WAVE』を経験することで
自分のポップ・ソングを完全に飼い馴らしたような確信があるんだよ。
やっぱり、YUKIファンにはそこの部分を聴きとって欲しいな。
でも結局『PRISMIC』の方が良いけど。
もの凄く微妙な心境だ。難しいな。

星屑サンセット / YUKI
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YUKIにしか歌えない、だけど
 2年ほど前に“JOY”の成功で打ち出された蔦谷好位置との不動のコンビネーションでシングル・ヒットを連発し、前作の配信限定シングル“ビスケット”もその話題性と楽曲の普遍性の高さによってヒットを記録、ようやく落ち着ける居場所を見つけた感のあるYUKI。シングル曲としては久しぶりに蔦谷氏以外の作曲家をパートナーに選んだ本作だが、ここ数年の爽快ポップ・チューンの系譜を踏み外すことなく見事に引き継いだ、ヒット間違いなしの素晴らしい楽曲に仕上がった。
 聴き手の想像力を刺激しまくる言葉選びのセンスは相変わらず抜群で、カラフルなラインで縁取りされたメロディも一級品の出来栄え。みんなにきちんと目を配りながらもひとりひとりの心に確実にメッセージを届ける懐の深さひとつを取ってみても、今の世代の女性アーティストの中でYUKIの表現力はまさに比類なき存在である。小さな女の子がありったけのエネルギーでジャンプするかのような弾けるポップ・センスには「これで35歳か。時間はYUKIだけを置き去りにして流れてるのかな」とつい遠くを見つめてつぶやきたくなってしまう。そんな素敵なこのナンバーで彼女が歌っているのは、本作が主題歌として採用されたドラマのストーリーにも忠実な「家族」という極めてユニヴァーサルなテーマ。「ため息ついて/スカートをなおす/勝利の女神は/遠いゴールで/笑っていた」「家路につく/私達は恐くならないように/ダンスを踊る」といったYUKI特有の個人的な視点なのに、聴き手みんなを高揚させる不思議な雰囲気を引き連れた言葉で優しく家族を包み込む素敵な曲なんだけど、この人の表現の本当の凄まじさっていうのはまだまだこんなもんじゃない。「みんなのYUKIちゃん」であり続けることだって物凄く困難な挑戦であることは間違いないけれど、それでも今のYUKIファンでいることの居心地の悪さは、いっこうに良いものにはなってくれない。

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 YUKIさん、1年ぶりのNew Single 「星屑サンセット」 をレンタルしてきました! TBSドラマ 日曜劇場 『パパとムスメの7日間』 の主題歌になっています。 前作 「ふがいないや」 から久々のリリースとなりましたが、YUKIちゃんの伸びやかな歌声が心地よい、キュートなポ.
2007/08/09 (Thu) 21:15 | 日本の歌姫たち