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スミスも良いけど

昨日、友達に貸してたアクモンのCDを返してもらう時に、
最履で同じ授業受けてる3年生の先輩に
「アクモン聴くならレイザーライトも知ってる?」
と話しかけられて、
僕はアクモンよりむしろレザライ派なのでなんだか嬉しくなってきて
「どのアルバムが好きですか?どの曲が好きですか?」
とロック・ファンお決まりの第一声から始まって
しばらくUKロックについて語り合っていました。

さて、最近は作品数の多いUAとクラムボンを中心に
邦楽界に順調に進出しているんですけど、
もちろん洋楽もしっかり聴いています。
お気に入りアーティストや新作はもちろんですが、
今日はクーラ・シェイカーとかスウェードなんかの
ちょっと懐かしいバンドの作品を聴いています。

クーラ・シェイカーの神学論も面白くて大好きだけど、
スウェードはもっと面白いなぁ。
なんでわざわざ近親相姦なんて歌わなきゃならなかったのかな。
「君の壊れた家で、彼は君の骨までむしゃぶりつく」だって。
アメリカ人じゃ絶対鳴らせない英国的美意識のサウンドに
モリッシー憑依のブレッドのボーカルも良いし、
完全にタブーな歌詞も大好き。
昔イン・ロックで巻頭記事にスウェードがあったけど、
イン・ロックみたいなただのエンターテインメント雑誌なんかが
絶対に取り上げちゃ駄目なバンドだと思う。
あぁ、なんかスミスが聴きたくなってきた。

スミスが聴きたくなったけど、今部屋にかかってるのは
『The Queen Is Dead』なんかじゃなくて、
YUIの『CAN'T BUY MY LOVE』です。
YUI聴いてるって言ったら高校時代の友達には
「頭おかしくなったん?」とでも言われそうですが、結構良いです。
またひとつ邦楽に詳しくなったと思ったら嬉しい。
そんなわけで、今日はYUIの作品の紹介。
最近は洋楽のディスク・レビューが続いていたのでちょっと気分変えます。

CAN'T BUY MY LOVE / YUI
CAN'T BUY MY LOVE (通常盤)



YUIが支持される理由
 本作収録の“Good-bye days”が使用され、YUI自身が主演した06年公開の映画『タイヨウのうた』。『セカチュー』直系型の手頃な三流恋愛ムービーに興味はないし、YUIがどんな演技をするかだなんてそれに輪をかけてどうでもよくて、要は僕があの映画を観ることはないと僕のすべてを懸けて誓えるのだが、そんなことを言いながらも、“Good-bye days”の「かっこよくない優しさ」に髪をなでられることに喜びの一滴を流すかのような不純物ゼロの清さは、実は結構好きだったりする。
 YUIのシンガーソングライターとしてのキャリアは、自宅の布団の上であぐらをかきながらギターを握り締めたところから始まる。そのスタイルをそのままストリートに持ち込んで、後に彼女は現在の圧倒的な支持を獲得することになる。YUIより可愛い女の子は、うちのクラスにだっていると思う。YUIより歌がうまい友達も、ギターがうまい友達も、メイクやファッションのセンスがある友達も、うちのクラスという小さすぎる世界にだって絶対いると思う。決して「一番」ではないそんな素朴な女の子があぐら姿でギターをかき鳴らして歌った言葉に福岡天神という都会で過ごす人々がわざわざ足を止めてまでして聴きほれたのは、時間の流れや複雑すぎる自分の気持ちに疲れきっている都会の人々とってYUIの楽曲の清さは白濁してしまった心を漂白するのに最適な特効薬だったからだと思う。自分を迷わせる複雑な気持ちを複雑なまま伝えるのではなくて、3分半に単純化して、ポップにして、だからこそダイレクトに、強く心に響く。YUIの清さはそこにある。こぎれいで理想的な恋愛感を歌い続けるだけでは一生追いつけない彼女の清さは、右へ左へ忙しく動き回る心のあちこちにスポットライトを当ててひとつひとつの輪郭を明確に照らし出し、そのひとつひとつを大切に両手で包み込むところにある。それを、「私の大切にしているものは売ることなんてできない」とこのアルバムで宣言したと思ったらなんだか物凄く感慨深いのだが、実際、YUIファンの中でもこんなふうに仰々しく聴いている人は少ないんだろうな。


おまけ
YUI-I remember you
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