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Stockholm Syndrome

今日は一日『愚行録』を読みふけっていました。
もう……うわぁ~って……。
なんじゃこりゃ~……。
貫井さん本人が言ってた「最悪に不快な読後感」、僕は完全に植え付けられましたよ。

もうなんか細かいこと書くのも不快なぐらい。
話の根底は、近所からは憧憬の対象だった理想的な一家を襲った猟奇殺人ですが、
この作品が映し出す人間の愚かさは、そういった異常な残虐性では絶対にありません。
むしろ普通の人間だれもが抱いてしまう、コンプレックスや意地、嫉妬など、
当たり前すぎる感情だからこそ怖い、人間の「内なる怪物」の愚かさです。

今、なんか1人で部屋の真ん中で、ものすごい落ち込んでます。
こんな不快感あるか?っていうぐらい不快。
でも、『愚行録』が作品としておもしろいかって聞かれると、絶対におもしろい。
どう転んでも快感にはなりえないけど、この愚かさは100%の虚構じゃないから。
決して「あり得ない話」と笑い飛ばせるほど楽観的にはなれない人間の愚拙な一面やから。
自分の中にもこんな愚かな怪物が棲んでることを完全に否定できないからこそ不快。
でもそれこそがこの作品の魅力。
貫井作品は相変わらず衝撃的でした。

あ、『プリズム』読み終ったんですけど、結末なんてありませんでした。
迷路にゴールはありませんでした。
皮を剥ぎ続けても、中身は何にもありませんでした。
5、6年前に読んだ時に自分の中で勝手に見出してしまった「結末」は、
この作品の本当の結末ではありませんでした。
貫井作品はやっぱりおもしろい。

わけわからなさすぎてごめんなさい。
『愚行録』のせいですね。
すごい滅入ってます。
重松清の作品でも読んで、心を浄化させようと思います。
『きよしこ』読もう。

今日はあの人の誕生日やのに。
今日で35歳かな?
とんでもない35歳ですね。
おめでとうございます。


今日はすごいしんどいけど、精神的にやられたけど、
名盤紹介に移りましょう。
貫井作品ほどではないけど、僕の音楽体験の中では、
この人達の作品はものすごい衝撃的でした。
その中でも1番好きなこのアルバムを紹介。

Absolution / Muse
Absolution



 ミューズの作品に初めて触れたのは中学2年の頃だった。教室の後ろに置いてあったラジカセで『Showbiz』(99年)を聴きながら、リンプやスリップノットのようなヘヴィ・ロックが大好きな友達と一緒に「すげえ!ミューズすげえ!」と、教室のみんなの目など気にせず騒いでいたことと、その時感じた腹の底から突き上げてくる不可解な衝撃を今でもありありと覚えている。ミューズを語る時、当時のように「何これ!?気持ち悪い!でもなんかすげえ!」、これだけしか言えなければ馬鹿みたいだが、この素直すぎる感想こそ、ミューズについて1番共有したい点を最も的確に表していると思う。
 こんなことはわざわざ言う必要もないかもしれないが、あえて言わせてもらう。ミューズの音楽は、どのシーンにもはめ込むことができないほど「特異」だ。だが、その特異性に付きまとう性質は、人間の肺に1度も入ったことのない空気を思い切り吸い込んだ時のような「新鮮さ」ではなく、未開の森にわざわざ真夜中に繰り出すような、明らかに危険な新境地への第1歩を踏み出す時に抱く「不安感」や「不快感」に似ている。その不可解な特異性は通算3作目となるこの作品でもしっかりと、むしろこれまで以上の壮大さで派手やかに主張されている。ドラマチックさは以前にも増して大げさになり、ベラミーの視点の独創性をより肥大化させ、聴く者を圧倒する。その、あまりの特異さ故「ハードコア+……」という足し算的なカテゴライズしかされてこなかったが、「気持ち悪いけどなんかすごい」、カテゴライズはこれで十分だし、これを言わなければミューズは語れない。


おまけ
Muse-Apocalypse Please
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