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Pull Up The People

もうすぐで12月。
町中早くもクリスマス・ムードに包まれていますが、
この時期になるとその年に発表された作品を振り返ってしまいます。
今年は恥ずかしいくらいこの一年に発表された作品を聴いていなくて、
そのせいか昨年に比べると名盤と言える作品にあまりめぐり合えていないません。
ずいぶん前にも書いたことある気がするんですが、本当に去年はすごい年だったんですよ。
去年は確かに「大物リリース・ラッシュ」だったんですが、それにしてもすごすぎた。

まず思い浮かぶのは第二次黄金期を鳴らしたオアシスの『ドント・ビリーブ・ザ・トゥルース』。
そのオアシスと同じ時期だけでもホワイト・ストライプスやウィーザーにフー・ファイターズ、
システム・オブ・ア・ダウンにゴリラズ、バックストリート・ボーイズ・・・
大物だけでもこんなに名盤が生まれました。
正直最初は「バックスなんて聴くか」と思ってたんですが、
同じクラスやった友達が貸してくれて、それまでのバックスから一新された作風に度肝抜かれました。
このラッシュ期の数ヶ月前にもマーズ・ヴォルタがとんでもないプログレ作品を残してくれたし、
新人勢でも、ブロック・パーティやルースターは心強かったし、
アトミック・フーリガンにはダンス・ミュージックのおもしろさを再確認させられました。
ディヴェンドラ・バンハートは個人的にですが、アシッド・フォークの真髄を教えてくれました。
ポール・ウェラーもまだまだ現役であることをアピールしてくれたし、
ベイビーシャンブルズはリバティーンズの遺伝子が死んでいないことを証明してくれました。
セイント・エティエンヌのコンセプチュアルな作風もおもしろかったな。

今思いつくだけでもこれだけの名盤があるんですが、
まだ「05年最強のアルバム」を発表したアーティストの名を出していません。
当然ですが「05年最強のアルバム」は「05年最高のアルバム」とは必ずしも一致しませんよ。
そのアーティストの名はM.I.A.、間違いなく「05年最強の新人」です。
その「最強の新人」が発表した「最強のアルバム」がこれ。
Arular / M.I.A.
Arular



とにかく攻撃的。ミッシー・エリオットお墨付きのアグレッシヴさ。
暴力や紛争に独自の目線から鋭いリリックを向ける戦うリリシスト。
着飾ることを知らない実直すぎるサウンドが故に、その言葉もストレートに、違和感なく耳に響きます。
日本での盛り上がりは正直イマイチだった気がするけど、こういう音楽こそがもっと多く聴かれるべき。
本当のポップミュージックってこういう音楽のような気がする。
理想や無根拠な多幸感じゃなくて、あくまでリアリティに基づく事象をいかに自然に歌い上げるか。
そういう意味でこのアルバムは紛れもない「05年最強のアルバム」だったと思う。
今からでも是非聴いて欲しい一枚。


おまけ
M.I.A.-Bucky Done Gun
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