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Literature Is Fluff

日が落ちるのが随分早くなりましたね。
昼間はまだ結構な陽気だけど夜になると結構冷えてくるし、気付けば周りにはすっかり秋が色づいてますね。

今日歩いていたらふとそんなことを思って、秋に合う音楽はないかとi-Podをいじり、
デス・キャブ・フォー・キューティを選んで、ゆっくり歩きながら秋を感じて感慨にふけっていました。
そうしたら10分としないうちに後ろから自転車に乗った女子高生にチリンチリンとやられて雰囲気を壊されましたが、それがキッカケで突然「読書の秋やぁ!!」と思い立ち、BOOK OFFへ直行しました。

店内を物色してどれを買うか散々悩んだあげく、宮部みゆきの『理由』という作品を買いました。
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宮部みゆきの名前を聞いたことがある人は結構いると思います。
あんまりわからない人も「代表作に『模倣犯』がある」と言えば誰なのかわかってもらえるでしょうか。

『模倣犯』は実はちょっと僕には合わなかったみたいであんまり思い入れがないんですが、
以前読んで結構おもしろかった『パーフェクト・ブルー』という本の隣にあって目に付き、
厚みのあるこの本が強い自己主張をしているような感じがしたのでこれにしました。
ブログ書き終わったら読もうと思います。


「読書の秋」ということで僕が今まで読んだ本の中で特にお気に入りの本を「続き」で少し紹介します。

まずはこれ。
20061020190734.jpg

宗田理の『ぼくらの七日間戦争』。
僕が本を読むようになったのはこの作品を中学の時に読んでからだったと思います。
今読み返してみたら多分幼稚な話に感じるのかもしれないけど、当時はおもしろくて何度も読み返してました。
大人の押し付けに反抗する中学生達を描いた作品です。
もう使われなくなった建物を「解放区」と呼び、そこに立てこもる中学生達。
ひとつのクラスが団結し、圧倒的な行動力で大人達に一泡吹かせる爽快な話です。
結構古い作品だから今の中学生とは価値観なんかに違いがあると思うけど、是非今の中学生に読んでもらいたいです。
僕はこの本で「ぼくらシリーズ」に興味を持って、何十とある「ぼくら」を片っ端から読みあさっていました。
この本はそんな数ある「ぼくらシリーズ」の中でも屈指のおもしろさを誇っている一冊です。
本を好きになるのには打って付けの作品だと思います。


次はこれ。これも今の中学生に読んでもらいたい。
エイジ



重松清の『エイジ』。
重松清は少年の思いを描くことがダントツでうまい。
『ナイフ』にしても『きよしこ』にしても、重松清は少年が成長の過程で感じる微妙な思いをすごいリアルに描く。
この『エイジ』は特にそうで、中学生は多いに共感できると思う。
ある連続通り魔事件にそって、家族や友情や恋愛に揺れる少年を描いた作品です。
思春期で精神の不安定な中学生が「キレる」ということを真剣に考えるというある種の社会性を帯びた話。

あくまで余談ですが、数年前に「ナイフ」がドラマとしてテレビで放送されたことがあるんですが、
そのドラマにの撮影現場になった中学校は僕の通っていた中学でした。
いや、本当に余談です。


最後はこれ。
慟哭



貫井徳郎の『慟哭』です。
幼女誘拐殺人、奇怪な宗教団体、常に緊張下にある警察内、家族の軋轢、他を顧みないマスコミ。
こういった唾棄してしまいたいようなことがらの中で横溢する人間の苦しみを描いた作品です。
この作品で初めて貫井徳郎を知ったんですが、もうそれ以来彼の作品に夢中です。
良い参考にはならない根拠ですが、この人の文章が好きで好きで仕方がないです。
「佐伯は無表情に、娘の頬をなで続けた。それは佐伯の慟哭だった。」
この文章を読んだ時は本当に鳥肌が立ちました。
こうやって彼の文章を局所的に取り上げるのもおもしろいですが、やっぱり貫井徳郎といえばその文章構成。
本当に圧倒的です。
この緻密に計算尽くされた文章は読む者に中毒症状を引き起こします。
全く関係のないと思われるふたつの話がその関係性を露わにする瞬間はまさに衝撃的。
「極力わかりやすいように書いた」と本人が言うように、彼の作品の中でも読みやすい作品なのでオススメです。
これが彼の最高傑作だとは思いませんが、非常にパーソナルな事情でこの本を選びました。


もしこの三冊を見かけることがあれば、それは予定調和的な運命だとでも思って読んでみてください。
それでは今日はこのへんで。
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20:18 | 日記 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑
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コメント

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こんにちは、またしてものわyです☆

『慟哭』の感想、遅れてしまいすみませんでした(A´∀`;)イロイロアッテ・・

この本を読んだ後に、教訓として思ったことは
"あやしい宗教には手を出すな!"ってコトですかね。笑
面白かったです(*^U^*)

また、気になる小説などございましたら
どんどん紹介していって下さい♪
by: のわy | 2006/10/22 14:39 | URL [編集] | page top↑
#
こんにちは!

『慟哭』読みましたか!
楽しんでもらえたなら光栄です。
確かにこの本読んだら宗教には慎重になりそうですよね。笑
のわyさんのオススメ小説みたいなものもあれば是非教えてくださいね!

あ、あと以前言ってた大学祭でだす料理なんですけど、残念ながらジャーマン・ポテトは売り出さないんですが、シンプルにフライドポテトや、モチモチ感がたまらないおじゃがもちなんかを出すことになりました!
アドバイスありがとうございますね!
by: おうてか | 2006/10/22 15:05 | URL [編集] | page top↑

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