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2011年ベスト・ソング No.1

This City feat. Lupe Fiasco
from the album "Soul Punk"
/ Patrick Stump

Patrick-Stump-Soul-Punk.jpg
僕の好きなものは何よりも正しい
 00年代のUSロック・シーンを見事に牽引したバンドであるフォール・アウト・ボーイ。現在は活動停止中だが、他のメンバーがそれぞれの新プロジェクトを立ち上げる中、バンドのボーカリストであるパトリック・スタンプも、2011年に初のソロ・アルバム『ソウル・パンク』をリリースした。激しいバンド・サウンドは鳴り止んだが、音階を駆けるステップに重きを置いたような軽快なリズムとメロディの配置、そして何より、めくるめく陶酔に身を浸すような彼のソウルフルなボーカルを耳にすれば、ソロになっても彼の音楽に対する美学がまったくブレていないことがわかるだろう。そんなパトリックのアルバムから、先行シングルとして発表されたこの歌を選んだ。パトリックのボーカルの魅力と言えばやはり、白人シンガーとは思えないほどの震える「こぶし」と、ソウル・シンガー顔負けのリズム感溢れるアドリブだろう。サウンドの力を借りずとも歌声だけでひとつの楽曲の絶頂を記録する彼のそのボーカリゼイションの所以を垣間見るような素晴らしい楽曲だ。まず、初めてPVを視聴したときに、あまりにげっそりと痩せこけた(ように感じられるほど)様変わりした彼のルックスに驚愕した。そんな新たな風貌と共に実にスタイリッシュに仕上がったサウンドのデザインは、R&Bやレイヴっぽい要素を取り入れつつ、彼なりのポップ・ソングに飾りなおしたようなイメージだ。しかし、そうやってダイエットに励み、売れてるラッパーをフィーチャーし、流行に気を配ってリア充ぶってみたりしても、なんというか、いまいちダサいなぁ、と思ってしまうのは、「この街、これが僕の街、愛してるんだイェーイ」とか平気で言っちゃうちょっと恥かしい言葉のセンスが原因。せっかくかき集めたリア充要素をすべて台無しにするようなどんくさい歌詞で埋め尽くされたこの歌だが、しかしだからこそ愛さずにはいられない。きっと、譲れなかったんだろう。この一年、新作よりも70年代80年代のソウル・ミュージックを積極的に聴いていた僕にはわかる。ソウルとは、好きで好きでたまらないものの前で、愚かにしか振舞えない者の魂のバイブレーションだ。血の歴史を持たない白人シンガーにもそれが宿ることを証明したような一曲。そして実際、マイケルへの憧れだけで、パトリックはこの歌声を手に入れてみせた。
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12:29 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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