FC2ブログ

君の街まで

The Glow Of Love
/ Change

Change-Glow Of Love
風に噂を託して
 シクラメンの花が咲く季節だそうですね。シクラメンと聞いて誰もが真っ先に思いつく男・布施明の歌う“君は薔薇より美しい”についてでも書こうかなとさっきまで聴いていたんですが、花にまつわる歌ならこっちの方がかっこいいなと思ってチェンジ。イタリアはボローニャ出身のディスコ/ソウル集団であるチェンジが80年にリリースしたデビュー・アルバムのタイトル・トラックであり、彼らの初期時代を代表する一曲。どうやらこのグループ、初期はメンバーが安定していなかったようで、にわかの僕には当時の体勢がいまいち把握できない。このブログで何度も紹介したことのあるジョセリン・ブラウン女史も参加していた時期があるようなのですが、どの時期のどの歌か、どなたかご存知ではないでしょうか……。この“グロウ・オブ・ラヴ”の時期にしても、レコーディングはイタリアで行い、最終的な仕上げをニューヨークで済ます、なんてややこしいことをしていたみたいだ。ボーカルには、当時最も脂の乗っていたシンガーのひとりであるルーサー・ヴァンドロスがゲスト・メンバーとして参加している。特定の花になぞらえて歌われた歌ではない。ただ、冒頭の歌詞が"Fower's bloomin'..."だから、勝手に花の歌なんだと勘違いしたままでいることにしている。しかし、タイトルのロマンチックなイメージ、ルーサーの歌声が放つ圧倒的な色香、そして、歩くほどに踊るほどに足元で花開くような可憐で軽快なこのステップを感じて、うっとりしてしまうような魅惑の花園を連想しない人はいないだろう。そう、連想。具体的なキーワードなど何もない。たいしたことが歌われているわけでもない。しかし何だろう、この歌が放つ、そこはかない魅力。目に見えなく、口にし難く、そして手渡すことのできない何か。雰囲気? それとも、ニュアンスと言うべきか……匂い? そうかもしれない。匂い。香り。それは、風に乗せることのできるただひとつの連想。いままで香水を買ったことはないけれど、この歌みたいな名前の香水があったら、ちょっと気取ってるけど欲しいなぁと思う。ちなみにこのチェンジというグループ、後に有名なプロデュース・チームであるジャム&ルイスの手を借りて更なる評価を獲得していくわけだけど、同じくジャム&ルイスの寵愛を最も受けたシンガーであるジャネット・ジャクソンの01年ヒット“オール・フォー・ユー”の元ネタが、まさにこの“グロウ・オブ・ラヴ”であったりします。
スポンサーサイト



14:58 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
Love has finally come at last. | top | If I had a gun, I'd shoot a hole into the night sky, and stars would shine for you.

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://overtheborder.blog64.fc2.com/tb.php/1034-af26c34e