FC2ブログ

えんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!

Whitney Houston
/ Whitney Houston

whitney houston-Whitney Houston
最低でも永遠に値する
 先日紹介したカシーフも冒頭二曲で制作に参加している、85年に発表されたホイットニー・ヒューストンの記念すべきデビュー・アルバム。「えんだぁぁぁぁぁああああ」で有名な“オールウェイズ・ラヴ・ユー”をネタとしてしか聴いてこなかった世代の人間なので、実はこれを聴くまで彼女の他の楽曲はまったく知らなかった。しかしとんでもないアルバム。カシーフとララによる“ユー・ギヴ・グッド・ラヴ”“シンキング・アバウト・ユー”の二曲は冒頭からいきなりK点越えのハイセンスなバラードとダンスを完成させているし、王道の二大バラード“セイヴィング・オール・マイ・ラヴ・フォー・ユー”(マリリン・マックーのカバー)と“グレイテスト・ラヴ・オブ・オール”の存在感も凄まじい。デュエット曲も多く、中でもジャーメイン・ジャクソンとの“テイク・グッド・ケア・オブ・マイ・ハート”(ジャーメイン制作)のロマンチックさと言ったら! “サムワン・フォー・ミー”や“ハウ・ウィル・アイ・ノウ”といった爽やかなアップ・ナンバーも間に挟まれていて、何回通して聴いても全然飽きが来なさそうだ。一枚のアルバムとしてのトータリティが、恐ろしいほどに計算し尽くされている。サウンド・メイキングの美学とその重要性を確認させられる、プロデューサーを中心に回転し始めた80年代ブラック・ミュージックの至宝と言ってもいいくらいの傑作。その全曲に、永遠を求めるかのようにどこまでも美しく伸びていくホイットニー・ヒューストンの圧倒的な歌唱力がのせられる、とってもゴージャスな内容だ。ホイットニー・ヒューストンが歌声ひとつで証明してみせるソウルという「個人」と、多くの制作者たち(そして彼らひとりひとりがすでに、他でもないソウルの当事者でもある)の手によって作り上げられるポップという「他者」。その二つの視線が、まるで抱き合い、溶け合うかのように、共通したひとつのものを見つめている。永遠の愛。このアルバムを聴いた後では、“オールウェイズ・ラヴ・ユー”ももうネタにできなくなりそうだ。別に「いやぁぁぁぁぁああああ」っていう続きを誰かに言わせようとして歌ってるわけじゃなくて(そもそもそんな歌じゃないんだろうけど)、あれは永遠の彼方にまで届かせようとして歌ってるんだって、素直に感動できるから。永遠の愛なんていう甘ったるい響きに懐疑的なあなただって、これ聴けばわかるよ。誰もがそういう愛を持っている。だって、これを聴いて、永遠に愛され続けるべき傑作だって思わないやつがいるだなんて、僕には信じられない。
スポンサーサイト



15:35 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
風が吹き抜ける | top | 僕、ユーロビートがすきだ。やさしいからすきなんだ。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://overtheborder.blog64.fc2.com/tb.php/1008-a16c22ac