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Rock Your Body

昨日の朝実家に帰ってきました。
夜行バスで全然眠れなかったので
昨日は睡眠薬でも飲んだように一日眠りこけていましたが、
今日は朝から音楽三昧です。

長い休みがある度に地元には帰ってきてるから
町並みに懐かしさを覚えることはないんですけど、
実家の自分の部屋に入った時は毎回懐かしさを感じますね。
壁に掛かったスリップノットのTシャツ、ブラーのポスター、
ビートルズのポスト・カードにオアシスの記事の切り抜き、
コンポの周りから机の上、引き出しの中、本棚、
ベッドの周りと下に至るまでを埋め尽くす大量のCD……。
聴いてた時期によって置き場所が自然とかたまってるので
今見渡してみると自分でもなんだかおもしろいです。

今日はベッドの下でここ数年埃をかぶっていた
へヴィ・ロック勢のアルバムを聴いています。
リンキンとかデフトーンズは下宿先に持って行ってるからこっちにはないんですけど、
コーンやらプレイモやらインソレンスやらP.O.D.のCDは久しぶりに見ましたね。
マリリン・マンソンも好きやったなぁ。
昔はインダストリアルなんてわからなかったけど。

あ、ホリー・ヴァランスのCDがある。
でも隣にあるのはトミー・リーとメソッズ・オブ・メイヘム。
昔は何でも聴けたなぁ。
久しぶりに聴いてみるかぁ、と思って手に取った6枚の中の1枚を今日は紹介。

Justified / Justin Timberlake
Justified



 02年のMTV Video Music Awardsで“Like I Love You”を歌い踊るジャスティンの姿は、イン・シンクの核として“Bye Bye Bye”、“Pop”などの子供だましポップスをやっていた頃の彼とは大きくかけ離れていた。以前のイメージからは信じられないほど乖離した彼のパフォーマンスは、当時、ちょうどロック・ミュージック以外の音楽をやるアーティストの魅力を全て遮ってしまう色眼鏡を掛けようとしていた僕の目にも、あまりにもかっこよく、あまりにも衝撃的に映った。
 ネプチューンズにティンバランドという21世紀最高峰のプロデュース陣を起用して売れないわけがないだろう。冒頭から早速ネプチューンズ得意のレトロな曲調に極上ファンクネスを忍ばせる名曲“Senorita”や、ティンバランドの代名詞であるチキチキビート炸裂のシングル“Cry Me A River”など、楽曲の質の高さはもうほとんどプロデュース陣のおかげ。でも、説得力がないことを言っているのは自分でもわかっているが、彼が歌わなければここまでかっこよくはならなかった。派手なプライベートや大風呂敷を広げたような自信満々のセリフは時に共感できないこともあるけれど、ジャスティンはかっこいいからかっこいい。理不尽極まりないことだが、この決定的な要因を認めなければ彼の本当の魅力を計ることはできない。だから、彼には「可愛げ」という要素がそれこそ決定的に欠けるのだけれど。


おまけ
Justin Timberlake-Like I Love You

なぜかTシャツがセブイレ・・・・・・。
ちなみに僕はセブンイレブンを「セブン」とは意地でも言いません。
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15:39 | 音楽 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

Nature Springs

テンプレート変えてみました。
前のは「冬!」って感じやったんでね。
最近はだいぶ暖かくなりましたよね。
なんかトップの画像が大きすぎる気もしましたが、
「Over The Border」の文字が入って引き締まった気がします。
まぁ結構気に入りました。
ブログ・タイトルの下の文字は最近よく聴く
ザ・グッド、ザ・バッド&ザ・クイーンの“Northern Whale”からの一節。

ザ・グッド、ザ・バッド&ザ・クイーン良いですよ。
デーモン・アルバーン(ブラー、ゴリラズ)、ポール・シムノン(ザ・クラッシュ)、
サイモン・トン(ザ・ヴァーヴ)、トニー・アレン(フェラ・クティ&アフリカ70)
というあまりにも凄すぎる大物揃いのバンドです。
音としては後期ブラーの延長線上みたいな感じです。
プロデューサーはデンジャー・マウスですが、ゴリラズのような腰の強さはありません。
空疎な綺麗事は歌いません。イギリス、ロンドンの漂白できない染みです。
今のところ07年入ってからは1番好きなアルバムです。

他には最近はリリー・アレンとかマッシヴ・アタックをよく聴きます。
あぁ、あとシャーデーも聴きますね。
日本のアーティストは相変わらずYUKIばっか。
ジュディマリも以前より聴くようになりました。
日本の曲はよくわからないけど、宇多田ヒカルの新曲良いなぁ。

そういえば、リンクにクラスの友達のブログ追加しました。
パッと見癒し系ですが、結構毒舌の油断できないやつです。
うちの大学で1番有名なESSの中でも、
「真のディベーター」との呼び声高い、ディベート大会荒らしです。
気になる方はブログに行って戦歴でも見てください。
センス良いブログです。見習わないと。

どんどん話変わりますが、今日の夜大阪に帰ります。
学び舎の旅行があるからあんまり長く帰れないけど楽しみ。
実家でちょっと太って帰ってこよう。

さて、今日の名盤はもうザ・グッド~でいきましょう。

The Good, The Bad & The Queen / The Good, The Bad & The Queen
ザ・グッド,ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン



 ブラーVSオアシス。中産階級VS労働者階級。そしてもうひとつ、オアシスの『Definitely Maybe』(94年)発表と同時に始まった90年代におけるイギリス最大の事件であるブリット・ポップ戦争は、ロンドンVS地方都市(オアシスの場合はマンチェスターだった)という大きな構図の基に成り立っていた。今振り返ってみると、なんともガキっぽい意地の張り合いに見えなくもないが、それでもデーモン・アルバーンは間違いなく当時のロンドン市民の意地やプライドを背負った「代弁者」的な存在だった。生まれ育った町ロンドンを、彼はこよなく愛していた。このアルバムには、そのロンドンに対する「怒り」が充満している。だが、それは決して彼の愛情がロンドンから離れてしまったという訳ではない。
 生涯のうちに終らない戦争に加わるなんて、僕は絶対にいやだ――“80’s Life”の、この一節が印象的だ。デーモン・アルバーンは、自身の本業バンドであるブラーの『Think Tank』(03)発表直後、誰よりも必死になってイラク反戦デモに参加していた。彼は、自分の国がイラクに対して行ったことをどうしても許せなかった。グローバルな視点からロンドンを見つめた時、そこに映る文化的・民族的な悪習に違和感を覚えた。緑に恵まれた野原が石ころの群れに変わっていく姿を見ていることに耐えられなかった。だから彼は、ありったけの愛情を込めて、ありったけシニカルに、ロンドンに対する憎しみを歌った。「ああ、大丈夫さ、何もかもうまくいってる。丘を駆け上がってるよ。この不機嫌な小島は、混乱した人でいっぱいさ」。この言葉に、デーモンのロンドンに対する切ない愛情を感じるのは僕だけだろうか。

おまけ
The Good, The Bad & The Queen-Kingdom Of Doom
20:39 | 音楽 | comments (1) | trackbacks (0) | page top↑

Nails For Breakfast, Tacks For Snacks

20070223204436.jpg
昨日は学び舎の友達の誕生日でした。
「コケシのいたずら大作戦」と称して、かなり凝ったサプライズを用意しました。
前回やったサプライズは見事に失敗したので少し心配でしたが、
今回はかなりうまくいきましたよ。大成功でした。
他のサークルの人に頼んで部室に鍵掛けてもらって、
真っ暗な中でヒソヒソやってる時のドキドキは相当なものでしたよ。

そこまでは本当に最高やったんですけどね。
サプライズが成功して、みんなで誕生日祝ってから居酒屋に飲みに行ったんですよね。
途中までは良かったんですが、友達と焼酎のイッキで張り合ってしまい、
2人揃って完膚無きまで打ちのめされてしまいました。
酒の圧倒的な力の前で人は無力。
昨日ほどそう実感させられた日はなかったです。
迷惑かけちゃってごめんなさい。
もう焼酎は飲みません。
今度からはちゃんと飲み方に注意します。


昼頃はまだちょっと気持ち悪かったですけど
今はもう大丈夫なので名盤紹介します。
今日はこれ。

A Fever You Can't Sweat Out / Panic! At The Disco
A Fever You Can't Sweat Out



 シザー・シスターズは「踊りたくない」と歌うことでダンス・パーティーの幕開けを華麗に演出したわけだけど、そのお祭り騒ぎを華麗に照らしていたものは決してその陽気さや楽観主義だけじゃなくて、ゲイ・カルチャーの下品さやふしだらさ、ドラッグに必ずついて回る自堕落、そして「死」が究極的には彼らの擾乱を一層ド派手に飾り立てていた。その下世話な体たらくが大衆に大々的に受け入れられた理由は、何故か今ならよく分かる気がする。
 パニック!アット・ザ・ディスコのデビュー・アルバムであるこの作品は、すでにアメリカではミリオン級のヒットを記録しているようだ。デジタル・サウンドからまるで舞踏会にピッタリ溶け込めそうなレトロな楽曲まで、とても新人の作品とは思えない遊び心を覗かせていて、そんな魅力に溢れるこの作品が売れるのは至極当然のことなのだと思う。そして、シザーズの舞台装置がそうだったように、彼らの舞踏会を魅力的に飾り立てているものは、殉死、自殺、虚言、神など、彼らの楽曲を冠したそういった大げさな言葉達が象徴するような、退廃的で虚無的なものに唯美を認めるデカダンスであったのである。明るいだけの、ハッピーになるだけのお祭り騒ぎにもう用はない。今、最も時代の雰囲気を読んでいるものは何なのか。彼らのこの作品が受け入れられた事実には、ひとつの必然性が転がっているとしか思えない。


おまけ
Panic! At The Disco-I Write Sins Not Tradgedies
21:48 | サークル | comments (1) | trackbacks (0) | page top↑

Stockholm Syndrome

今日は一日『愚行録』を読みふけっていました。
もう……うわぁ~って……。
なんじゃこりゃ~……。
貫井さん本人が言ってた「最悪に不快な読後感」、僕は完全に植え付けられましたよ。

もうなんか細かいこと書くのも不快なぐらい。
話の根底は、近所からは憧憬の対象だった理想的な一家を襲った猟奇殺人ですが、
この作品が映し出す人間の愚かさは、そういった異常な残虐性では絶対にありません。
むしろ普通の人間だれもが抱いてしまう、コンプレックスや意地、嫉妬など、
当たり前すぎる感情だからこそ怖い、人間の「内なる怪物」の愚かさです。

今、なんか1人で部屋の真ん中で、ものすごい落ち込んでます。
こんな不快感あるか?っていうぐらい不快。
でも、『愚行録』が作品としておもしろいかって聞かれると、絶対におもしろい。
どう転んでも快感にはなりえないけど、この愚かさは100%の虚構じゃないから。
決して「あり得ない話」と笑い飛ばせるほど楽観的にはなれない人間の愚拙な一面やから。
自分の中にもこんな愚かな怪物が棲んでることを完全に否定できないからこそ不快。
でもそれこそがこの作品の魅力。
貫井作品は相変わらず衝撃的でした。

あ、『プリズム』読み終ったんですけど、結末なんてありませんでした。
迷路にゴールはありませんでした。
皮を剥ぎ続けても、中身は何にもありませんでした。
5、6年前に読んだ時に自分の中で勝手に見出してしまった「結末」は、
この作品の本当の結末ではありませんでした。
貫井作品はやっぱりおもしろい。

わけわからなさすぎてごめんなさい。
『愚行録』のせいですね。
すごい滅入ってます。
重松清の作品でも読んで、心を浄化させようと思います。
『きよしこ』読もう。

今日はあの人の誕生日やのに。
今日で35歳かな?
とんでもない35歳ですね。
おめでとうございます。


今日はすごいしんどいけど、精神的にやられたけど、
名盤紹介に移りましょう。
貫井作品ほどではないけど、僕の音楽体験の中では、
この人達の作品はものすごい衝撃的でした。
その中でも1番好きなこのアルバムを紹介。

Absolution / Muse
Absolution



 ミューズの作品に初めて触れたのは中学2年の頃だった。教室の後ろに置いてあったラジカセで『Showbiz』(99年)を聴きながら、リンプやスリップノットのようなヘヴィ・ロックが大好きな友達と一緒に「すげえ!ミューズすげえ!」と、教室のみんなの目など気にせず騒いでいたことと、その時感じた腹の底から突き上げてくる不可解な衝撃を今でもありありと覚えている。ミューズを語る時、当時のように「何これ!?気持ち悪い!でもなんかすげえ!」、これだけしか言えなければ馬鹿みたいだが、この素直すぎる感想こそ、ミューズについて1番共有したい点を最も的確に表していると思う。
 こんなことはわざわざ言う必要もないかもしれないが、あえて言わせてもらう。ミューズの音楽は、どのシーンにもはめ込むことができないほど「特異」だ。だが、その特異性に付きまとう性質は、人間の肺に1度も入ったことのない空気を思い切り吸い込んだ時のような「新鮮さ」ではなく、未開の森にわざわざ真夜中に繰り出すような、明らかに危険な新境地への第1歩を踏み出す時に抱く「不安感」や「不快感」に似ている。その不可解な特異性は通算3作目となるこの作品でもしっかりと、むしろこれまで以上の壮大さで派手やかに主張されている。ドラマチックさは以前にも増して大げさになり、ベラミーの視点の独創性をより肥大化させ、聴く者を圧倒する。その、あまりの特異さ故「ハードコア+……」という足し算的なカテゴライズしかされてこなかったが、「気持ち悪いけどなんかすごい」、カテゴライズはこれで十分だし、これを言わなければミューズは語れない。


おまけ
Muse-Apocalypse Please
22:08 | 日記 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

Reminisce

昨日は久しぶりに学び舎で飲み会・カラオケでした。
いやぁ、昨日のカラオケは良かった。
何が良かったのかは書かないけど、良かった。
今度からカラオケ言ったら絶対あの曲歌おうと自分に誓いました。
朝まで歌い続けたのでかなり疲れましたが、すごい楽しかったです。

今朝家に帰ってきてしばらく音楽聴いたらすぐ寝ました。
目が覚めて郵便受けを見てみたら届いてましたよ。
20070215205526.jpg
貫井徳郎の『愚行録』と『光と影の誘惑』。
『光と影の誘惑』は『プリズム』と一緒で読んだことあるけど覚えてません。
爪の先ほども何も思い出せません。
まぁ読んでるうちにちょっとづつ思い出すでしょう。
早く『愚行録』読みたいなぁ。『プリズム』読み終わったら読もう。
『プリズム』、おもしろいですよ。
読み進めるたびにどんどん皮が剥がれていくみたい。
まだ包まれてるものは見えないけど、見えなくてもわかってる。
そんな変な感じ。すごいおもしろいです。

昨日はバレンタインでしたね。
チョコくれたみんなありがとう。
甘いものはなんですぐ無くなってしまうんやろう、
無尽蔵に増え続けてくれれば幸せやのになぁと思った1日でした。


それでは今日の名盤紹介。
僕が語れる数少ないR&B系アーティストです。
今回のグラミー賞でも主要部門にノミネートした女性です。
主要部門は選ばれなかったけど、最優秀女性R&Bシンガーに選ばれてました。
1番好きな曲は“Everything”やけど、アルバムはこれかな。

What's The 411? / Mary J. Blige
What's the 411?



 発表する作品が毎回自身の最高傑作を更新。アーティストとしては最高に理想的な形といえるが、あまりに現実離れしすぎてまるで夢物語のようにも思えるそんなキャリアをお世辞じゃなく実際に持つアーティストは、彼女の他にはミッシー・エリオットぐらいしか思いつかない。このアルバムは、彼女のデビューをこれでもかというほど輝かしく彩った92年作だ。後に歴史的名作を量産しまくる彼女だが、その後の作品がいかに素晴らしい作品であろうとも、その原点としてのこの作品の存在意義は褪せることを知らず、全く揺らぐことなく彼女の軸足を今に至るまで支え続けてきた。
 R&Bとヒップホップを世界で初めて完璧に融合させたアルバム、女性としては異例のストリート性、彼女の歌声が持つクールかつ叙情的な魅力、後のR&Bアーティストに与えた影響、シングル“Real Love”の特大級ヒット……挙げ始めればきりがないほどの功績を詰められるだけ詰めまくったこの作品。革新と実力、そしてそれを裏打ちするセールス的な成功。それら全てが揃ったこの作品で、彼女は「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」への階段を一気に駆け上がった。だが、彼女が本当に素晴らしいのは、この後も青天井式に新たなる階段を駆け上がり続け、革新派から本格派への成長を見せるところ。彼女の場合、それに歳を重ねるごとに美しくなっていく女性としての魅力も加わるのだから、もう何も怖いものはない。


おまけ
Mary J. Blige-Real Love
21:29 | 日記 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

Arm And Hammer

20070213205527.jpg
貫井徳郎の『プリズム』が届きました。
他に『愚行録』と『光と影の誘惑』も買ったんですけど、それは明日にでも届くでしょう。
中古で、違う店使って買ったから届くのバラバラなんですよね。
それにしてもインターネットってすごいですね。
『プリズム』と『光と影の誘惑』は中古とはいえ1円ですよ。
1円て……送料でちょっと取られたけど、それでも安い方やと思います。
しかも状態はかなり良い。
最初見た時は新品かと見間違うほどでした。

『プリズム』、多分1度読んだことあるんですよね。
でも中学の時で、しかもその頃は貫井さんが特別好きってわけじゃなかったから
内容は全然覚えてません。
でも、表紙の「女性教師の死が生んだ……」という言葉を見て結末だけ思い出しました。
結末だけ思い出すということは、それだけ衝撃的やったからです。
細かい内容は本当に爪の垢ほども思い出せないけど、
結末に至った瞬間の衝撃性はものすごい鮮やかさで頭に甦りました。
結末だけ知ってる状態で読むっていうのもなかなか面白いです。
人が迷路で彷徨ってる姿を上空から眺めてるみたい。
スタートとゴールが見えてて「ああ、最後にはあそこにたどり着くねんなぁ」
と思いながら、人が右往左往する様子を観察してるみたい。
なかなかできる読み方ではないので、この感覚を存分に楽しみたいと思います。


早く名盤紹介を終らせて、『プリズム』を読み進めたいと思います。
なんとなく数えてみたら今日紹介するので85作目です。
ブログ始めた頃に書いてたあまりにも拙いレビューも合わせてこれで85作目。
別に特別な数字ではないけど、
「もうそんなに書いたか」という気持ちと
「まだそんだけしか紹介してないのか」という気持ちが両方あって
結構微妙な感じです。
まだまだ紹介したい作品はたくさんあるので、これからもよろしくお願いします。
それでは、今日は先月発表された彼らの最新作です。

Some Loud Thunder / Clap Your Hands Say Yeah
Some Loud Thunder



 デビュー・アルバム『Clap Your Hands Say Yeah』(06年)は、アークティック・モンキーズが先頭をきって作成に取り掛かった「インターネット世代の普及活動マニュアル」に、「レーベル契約なんかなくたって自分の思いを伝えることはできる」という新たな手法を書き加えた。だから、前作であれほどまでの成功を手にしたとしても、CYHSYはやっぱり自主リリースなのだ。
 雑誌ですでに読んでいたから、冒頭曲“Some Loud Thunder”の音割れに度肝を抜かれることはなかったけれど、それにしてもこの音の割れ方は、ついスピーカーの調子を疑ってしまうほどのひどさだ。そんなひどい音の楽曲の直後に「君にはみんながハエみたいにまとわりつく――僕にはまったくよってこないけど」と歌う極上のラブ・ソング、“Emily Jean Stock”を持ってくることにむしろ驚かされた。悪魔に「踊れ」と言われたから髪の毛が真っ白になってもまだ踊り続けている自分を、ピコピコのデジタル・サウンドを用いて歌い上げる“Satan Said Dance”も笑えたし、オルガンが浮遊して、ただ右から左へ流れていくだけのようなインスト曲なんかも入っていて、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような面白さを持ったアルバムだ。でも、その時一緒にこぼれ落ちてくるものは、自分の手で切り開いた新境地に対する抱えきれないほどの期待や楽観主義ではなくて、どれだけ待ってもやってこない平和や儚いまでの人間関係、それらをシニカルに描いた、いつになっても終りの見えない、切な過ぎるストーリーだったりする。
 やっぱりCYHSYにはレーベル契約なんて必要ない。彼らがレーベルの圧力に押しつぶされてしまって、このストーリーの続きを読むことができないようになってしまったら大変だ。この終らないストーリーは、結末を知ることよりも読み続けることこそに意味があるのだから。


おまけ
Clap Your Hands Say Yeah-Some Loud Thunder

いやぁ、やっぱ割れてるなぁ。
映像は彼らと何も関係ありません。
オリジナル音源はもうちょっと長いです。
21:31 | 日記 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

Stop The Clocks

oasis!!!.jpg
今日はえらい早い時間から更新。
たった今、オアシスの『Stop The Clocks』LP盤と、
!!!の最新作『Myth Takes』が届きました。
指定してた時間より2時間も早く届いたんですけど、
佐川急便の気さくなおっちゃんは「早い方がいいやろ~」と笑っていました。
まぁ、家にいたから良かったけど、それじゃあ時間指定の意味なくなっちゃう。
おっちゃんの笑顔は素敵やったけど、次からは時間通りに頼みますよ。

さてさて、悩みまくった挙句、『Stop The Clocks』買ってしまいました。
「ファンにしては買うの遅すぎひん?」という感じですが、
ここにはファンならではの葛藤があったのですよ。自分で言うのもなんですがね。
ファン・サイトの掲示板なんかでも一時期すごい騒ぎになったんですけど、
その騒ぎの発端は「オアシスはベスト・アルバムを発表しても良いのか」という
傍目から見たら「何でそんなことで騒ぎになるん?」というちっぽけなことでした。
確かに普通のバンドならベスト・アルバムはむしろ歓迎されそうなものですが、
オアシスは普通のバンドではないので、そういう訳にはいきません。

ことの始まりは数年前に遡るんですけど、
あるインタビューで、オアシスのリーダーであるノエル・ギャラガーは、
明らかにかつてのライバル・バンド、
ブラーに対する揶揄ととれるこんな発言をしていたんです。
「解散もしてないのにベスト・アルバム出すバンドなんて、もうその時点で終ってる」。
口の悪いことで有名なギャラガー兄弟ですが、
ファンにとってはそこが彼らのたまらない魅力でもあって
この発言を聞いたときには「言ってくれるぜ!兄貴ぃ!」という感じやったんですが、
ベストの発表を知った時には「結局オアシスも出すんかい」という失望感でいっぱいでした。
それに追い討ちを掛けたのは、ベストについてのノエルのインタビュー。
「これはベスト・アルバムじゃない。“ドリーム・セット”だ」。
それはないやろ、ノエル兄貴。
この選曲はどう見てもベスト・アルバムやろ。
どうせなら「やっぱりベストは必要なんだ!」
と開き直ってくれるほうがよっぽどノエルらしかった。
そんなこんなで、昔のファンを裏切る一方、新しいファンを獲得したオアシスなのです。

だから、僕はベスト買うのイヤだったんですよね。
でもオアシスの作品を持ってないのもイヤやし、
レコードで持つという形で収まったわけです。
だって、レコードの方には“Whatever”が入ってないから。
オアシスのシングル曲で唯一アルバム未収録だったあの名曲は
やっぱりベストにも入れて欲しくない。
僕とオアシスの出会いのキッカケになった曲ですしね。
あと数ヶ月で、あの曲と出会ってちょうど10年になります。
ということは洋楽聴き始めて今年で10年です。
いやぁ、音楽の魅力ってすごいもんですね。
飽きさせるどころか、どんどん楽しくなってる。
あと10年経ったら、どんな風に音楽と向き合うようになってるんやろ。

あぁ、話が逸れてしまいました。
まぁとにかくベストは昔からのオアシス・ファンにとっては反則行為な訳です。
でもCD自体が売れない時代やし、売れ線に乗っちゃうのも仕方ないんかなぁ。
ベストでファンになった人間に
『Definitely Maybe』の素晴らしさがわかるのかって話ですよ。
クラスの友達に「オアシスのベスト買ったよ~!」って言われた時も
嬉しい気持ち半分、微妙なもやもや感反面どころか、
僕の裡は「ベストでオアシスの本当の素晴らしさはわからんで」という
自分でもひねくれてると思ってしまうようなもので横溢してました。
あえてそれを表情にへばりつけたり、言葉と一緒に吐き出すようなマネはしませんでしたが
それが正直な気持ちでした。

愚痴みたいになってしまいましたね。すいません。
でも僕みたいな、初期のオアシスが大好きな人間にとっては
デビュー曲“Supersonic”の冒頭の「俺は俺自身でなくてはならない」
っていう言葉は何よりも重く、優先されるべきものやったんです。
ベストの発表は、その価値観をぶち壊すには十分すぎたわけです。
でも、レコードで聴く「今夜、俺はロックンロール・スター」という言葉は
昔のオアシスを懐かしむには最高の演出かも。


おまけ
oasis-Supersonic

15:45 | 音楽 | comments (8) | trackbacks (0) | page top↑

It's Written In The Stars

今日は久しぶりに本を買いに行きました。
20070211204306.jpg
貫井徳郎の『迷宮遡行』と、横山秀夫の『陰の季節』の2冊を買いました。
僕の中の2大小説家ですね。
この2人の下に渡辺容子とか重松清なんかがくるわけです。
いやぁ、やっぱ貫井さんおもしろいなぁ。
なんか随分肩の力抜いた文章で書かれた感じですね。
『神のふたつの貌』で神の存在について高邁な雰囲気で書いてた人と
同一人物には思えないくらい。
でもやっぱりおもしろい。
またでっかいサプライズが待ってるような予感がします。
『陰の季節』は明日読もう。
春休みの間にいろんな本読みたいです。あと貫井さんの作品集めたいなぁ。
実家からいっぱい持ってこよう。『迷宮遡行』も多分実家にあるんですけどね。
あれは母親のもんなので。自分のが欲しかったんです。
あと貫井さんのは『愚行録』っていうのを読んでみたいなぁ。
貫井さん本人が「最悪に不快な読後感を残す話を構想しました」って言うくらい。
是非1度お手合わせ願いたい。

ちなみに横山秀夫の作品は、前の冬休み中に『半落ち』を読んで以来ファンです。
『半落ち』良いですよ。
「自分は誰のために生きるか」ということを考えさせられます。
サプライズを期待して読んだら肩透かしですけど、
これはもう超一流のヒューマン・ドラマです。
3回読んで3回泣きました。
泣きたい人には本当にお勧めです。

バレンタイン近いなぁ。
まぁ、そんな浮世のことなんて僕には関係ないですけど。
いや、本当に気にしてないですよ。
バレンタインなんて……ねぇ……。


まぁ気を取り直して名盤紹介でも。
今日はめちゃめちゃかっこいいオヤジの作品。
父親と同世代の人間とは思えない渋さです。
口の悪いオアシスのノエルでさえもこの人には頭があがりません。

Illumination / Paul Weller
Illumination



 ジャムのデビューを飾った『In The City』(77年)から今年で30年を向えるポール・ウェラー。ここ2、3年だけでも、カヴァー・アルバムの『Studio 150』(04年)、ソロ・オリジナル作品としては8作目にあたる『As Is Now』(05年)、ライブ・アルバムの『Catch - Flame!』(06年)、ボックス・セットの発表など、まったく存在感の衰えない永遠のモッド・ファーザーだ。この作品は00年代に入ってますます元気の出てきた彼が、02年に発表した傑作中の傑作。結果論でしかないが、ここ数年の安定期の端緒を開いたのは間違いなくこのアルバムだった。
 冒頭曲の“Going Places”の豪快なイントロを耳にした瞬間に「ああ、渋い!」と唸らされること間違いなし。どこか古臭く、伸びやかな美しさではない、枯れた美しさがこのアルバムには息衝いている。過ぎ去った眩い歴史が再び影を落とすかのように、モッズ本格派の真髄が返り咲く。「アイヴィ・リーグ・ファッションにベスパ(イタリア製スクーター)にポール・ウェラーがあれば、それは紛れもないモッズ・カルチャーだろ?」と大手を振って問いかけてくるような迫力を持った大御所の存在感に、ステフォのケリーやオアシスのノエルなど、愛弟子からの心強いサポートも加わってとんでもない快作に仕上がっている。


おまけ
Paul Weller-Going Places

こんなオヤジになれたらなぁ。
この歳になってもこんな野蛮な音楽に夢中になれるオヤジを目指そう。
21:22 | 日記 | comments (2) | trackbacks (0) | page top↑

Cinnamon Girl

ようやくテストが全部終りましたよ。
ひとつ休んじゃったけど、あとはまあ全部大丈夫やと思います。
昨日はいろいろあったけど、
今日は久しぶりに本読んで音楽聴きまくって過ごせました。

石田衣良の『うつくしい子ども』を読みました。
結構好きな本で前にも読んだことあるんですけど
2回目でも十分楽しんで読めましたよ。
弟が殺人犯になってしまった、兄からの目線で書かれた話です。
『池袋ウエストゲートパーク』とか、石田衣良の本好きなんですけど、
ドラマ化されたりした時に本人がちょっと良い役で出てくるのがイヤなんですよね……。
良い話書く人ですけどね。

音楽は、最近またオアシスを聴くようになってきました。
『Defenitely Maybe』(94年)はやっぱり良いアルバムです。
全曲録り直してもう1回発表してほしいなぁ。
“Slide Away”なんか、今のリアムの声で歌ったら絶対もっと良くなるのに。
他にはYUKIの『PRISMIC』(01年)、プリンスの『Musicology』(04年)、
B-DASHの『ホフ』(05年)、『NEW HORIZON』(05年)、
スマッシング・パンプキンズの『MACHINA/The Machines Of God』(00年)、
ザ・グッド、ザ・バッド&ザ・クイーンとかクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー
なんかを良く聴きます。
明日にはオアシスの『Stop The Clocks』(06年)のLP盤と
!!!(チック・チック・チック)の『Myth Takes』(07年)が届くはず。
タワレコがなくなって本当に不便です。
店頭じゃなくてオンラインで買ってしまいました。
あ~ぁ、おもしろくない。


今日の名盤は最近よく聴く作品の中から1枚。

Musicology / Prince
Musicology



 商業的にも、表現者としても、プリンスの全盛期は80年代だから。プリンスの代表作は『Purple Rain』(84年)だから。そんな理由で彼を「過去の人」と決め付けてしまうことほど、安直で、野暮な考えはないと思う。プリンスの勢いがピークを迎えたのは確かに80年代だし、彼の最も有名な作品は『Purple Rain』に違いない。そこを否定するのも同じくらい野暮な価値観だとは思うが、彼は、自身が経験した80年代ファンクの魅力をそっくりそのまま現代に連れてくるために、20年もの時間の隔たりを今でもとんでもない飛距離で飛び越そうとしている人間なのだ。恥ずかしながら、昨年発表され「奇跡の復活」と絶賛された『3121』(06年)はまだチェックできていなくて、だから僕の知っている限りで彼が最長の飛距離を記録した、この作品を選んだ。
 基本的なスタンスは変えることなく、だからといってセルフ・パロディになってはいけない。これは、90年代から彼が神経質になってきた表現と商業というふたつの側面のうちの前者を守り抜くために用いられた、彼のアーティストとしてのエゴだ。そして、そのエゴにかたくなに包まれてきたものこそが、僕はリアルタイムで感じたことはないが、80年代ファンクに必要不可欠であった、美学や野蛮さ、解放感だったのだと思う。このアルバムは、そのエゴが押し付けがましくない開かれた普遍性と黄金バランスで結合し、彼が守り続けてきた80年代ファンクのスタイルを21世紀に再生させた、なんとも感動的な作品だった。


おまけ
Prince-Musicology


21:30 | 日記 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

Something Kinda Funny

明日が提出期限のレポートがやっとさっき終わりました。
テストも明日のドイツ語で終わりやし、いよいよ春休みです。
でもレポートまだ3つも残ってるんですよね。
しかも全部同じ授業のやつ……。
一気に3つも出すなんてひどすぎる。
そんなに大変なレポートじゃないから別にいいですけど、
ちょっとはこっちのことも考えて欲しかったなぁ。
テスト終ってもまだやることあると思ったらなんかちょっとつらいですね。

あ、熱はなんとか下がりました。
まだノドは痛いですけど、もう体はしんどくないです。
今日はリスニングのテストがあったんですけど
咳とクシャミを我慢するので必死でした。
みんなの邪魔になりますからね。


今日はもう特に書くこともないのでさっそく名盤紹介で。
今この人達紹介してたら時代錯誤もいいとこなんかなぁ。
ロック少年には確実にバカにされますね。
でも、僕の洋楽体験は、
オアシスの『Whatever』(94年)とこのアルバムから始まりました。
だから僕には強い思い入れのある作品です。

Spice / Spice Girls
Spice



 彼女達の作品で個人的に1番好きなのは、00年発表の事実上のラスト・アルバムであり、本格派R&Bへの接近を見せた『Forever』(“Tell Me Why”、“Goodbye”が入ってる!)だし、もっと思い切って言ってしまえば、グループ名義の作品よりもメラニー・Cやジェリのソロ作品の方が好きだったりする訳だけど、彼女達を語るとき、この作品を避けて通ることは絶対にできないし、ここから始めることが何よりも大切だ。
 今振り返ってみると、「可愛くもなく、特別若くもなく、ろくに踊れもしない、この5人組がなんであんなに売れたん?」と首を傾げてしまう。ソロ作品で一層色濃く出てくるそれぞれの個性も、すでにこの頃から十分に押し出されていて、5人はてんでバラバラなのに、グループとしてのこの異様なまとまりは何なのか。
 オーディション落選組みが徐々に仲良くなっていき、結成されたのがスパイス・ガールズだった。プロデューサーに頼ることなく自分達で楽曲の作成から肉付けまでこなす、意外にも全員がクリエイティヴな才能を持っているグループだった。作られたグループではない、伝えたいことを持っている彼女達は強かった。単にポップ・ミュージックとして優れていたということもあるけれど、彼女達のクリエイティヴな姿勢や、個性、とにかくエネルギッシュでポジティヴな勢い、それぞれがひとつの明確な目的地を捉え、結果的に彼女達は「リード・シングル“Wannabe”が英米共に1位!アルバム・セールス数千万枚以上!」というグローバル・サクセスを手に入れた。


おまけ
Spice Girls-Wannabe

5人の服装を見ればバラバラなのはわかると思います。
あぁ、板尾の嫁のダンスに見えてきた……。
21:25 | 大学 | comments (1) | trackbacks (0) | page top↑

My Plague

昨日は学び舎の友達の誕生日でした。
みんなでいろいろ考えてサプライズを狙ったんですけど
こっちがサプライズみたいな感じになってしまいました。
計画はうまくいかなかったけど、それでも喜んでくれて本当に良かった。
人の誕生日って好きです。
こっちが1番幸せな気分になる気さえしてきます。
プレゼント用意したら当日じゃなくても早く渡したくなりますよね。
プレゼントの魔力ですね。

みんなで誕生日祝って幸せな気分になったんですけど
やけに頭がフラフラするなぁと思って家に帰って熱計ってみたら38.8℃もありました。
2ヶ月くらい前にも熱出たし、なんか1人暮らしして病弱になったような気がします。
今はだいぶマシになったんですけど、今日の昼頃には39.8にまで上がって
もう死んじゃうんちゃうかと思うくらいしんどかったです。
テスト期間中に熱出るなんてタイミング悪いです。
今日の英語文学のテスト、休んでしまいました。
勉強全然してなかったし、授業も自慢話ばっかみたいなひどさやったし、
まぁあれは単位落としてもいいか。
明日はテストないし、ゆっくり休もう。

さっき「やっぱり持つべきものは元カノやね~!」と言いながら、
前付き合ってた子がお見舞いに来てくれました。
めっちゃ嬉しかったで。ありがとう。


さて、今日の名盤は一時期僕が夢中になってたバンドの作品です。
中3から高2の始めくらいまでかな。
オアシスには飽きがきてたし、当時はYUKIの魅力も全く理解してませんでした。
その頃の僕の世界は、リンプビズキット、リンキン・パーク、
そしてこのバンドを中心に回っていました。


Iowa / Slipknot
Iowa



 衝撃のデビューを飾った『Slipknot』(99年)、バンドとしての機能性低下が露呈した『VOL.3』(04年)、この2枚のアルバムの間に発表されたセカンド・アルバムである『Iowa』(01年)は、スリップノットの隆盛期を象徴するかの如く、とんでもないエネルギーをその内部に含んだ大傑作である。
 その膨大なエネルギーの源になっているのは「憤怒」にほかならない。とにかく悪趣味で猟奇的なマスクと、お揃いのツナギを着た9人は現代社会の汚点を徹底的に暴き出し、そこに覚える怒りの念を何一つ無駄にすることなくこの圧倒的なエネルギーへと転化する。だが、彼らはこの世の中を良くしようなどというポジティブな考えはこれっぽっちも持ち合わせていない。おそらくこれからも、彼らが平和や愛を捏造し、妄想にも似た見せかけだけの平静を求めることはないだろう。ただ怒りにまかせて絶叫し、不浄な言葉を発する、その姿に救いの手を求めて彼らを崇拝し、この底なし沼のような果てしない怒りに満ちた空間に居心地の良さを感じたキッズが世界中に何万といたことはひとつの事実だ。
 何かがおかしい。しかし、誰一人そんなことに気付こうとすらしない。そんな厭世の果てでさまよう彼らのたどり着いた答えは、自分達も含めた「人間」そのものに対するアンチテーゼ。「人間なんてクソだ」。僕は、そうは思わないけど。


おまけ
Slipknot-People=Shit

凄腕ドラマー・ジョーイだけの映像はこちら
22:17 | 音楽 | comments (8) | trackbacks (0) | page top↑

You Gotta Move

昨日今日と、学び舎は文集作成やらなんやらでてんやわんやでした。
文集を作らないとうちのサークルは公認サークルに認めてもらえないので
毎年4年生の卒業に合わせて作ってるみたいなんですけど、
今年は例年よりも取り掛かるのが遅くて、
昨日は活動後も遅くまで部室にこもって細かく話し合っていました。
新1年生に渡されるサークル紹介のパンフの原稿の提出期限も昨日で、
かなり焦りながら、でもみんなで協力し合ってなんとか山場は越えられました。
ひと段落着いたらみんなでゲームしたり、コンビニでご飯と酒買ってきたり、
そんな感じでかなり遅くなってしまったので、
僕はそのまま先輩達と部室に泊まりました。

今日もずっと文集の原稿用紙をOB・OGに送る準備をしていたので、
なんだかずっと部室で生活していたような気がします。
最近の部室は結構快適やし、他のみんなもいたから楽しくて良かったですけどね。
でも、テスト勉強が全然できてなくて本当にやばいです。
来週はテストラッシュやのに……。
土日もあるし、前日勉強でなんとかなるとは思いますが、
レポートなんかもあるので気持ちは結構焦っています。
焦っていますといってもやっぱり家に帰ってくると音楽ばっか聴いてるので、
というか学校にいるとなおさら勉強なんてできるはずないんですけど、
危機感だけが増していって、全く行動がついていきません。
多分今日はもう無理やろなぁ。


勉強なんかしなくても音楽聴いてるだけで幸せやのになぁ、
とか思いながら名盤紹介します。
このバンドの、年甲斐もない、漲り過ぎている元気が
テストに対する焦りを放逐してくれたら嬉しいのになぁ。

Honkin' On Bobo / Aerosmith
Honkin' on Bobo



 正直、“I Don’t Want To Miss A Thing(ミス・ア・シング)”の歯の浮くような歌詞には共感できないし、綺麗にまとまりすぎているあの曲に、エアロスミスの虚像を投影することができない人間なので、なんであんなに売れたのかよく理解できない。だから、日本人に多い(他国の人がどう思っているかは知らない)「エアロスミスといえば“ミス・ア・シング”」という価値観には絶対に共感できない。『Just Push Play』(01年)にも、「エアロスミスらしさ」があったとは思えない。「エアロスミスってのはこういうのを言うねん!」と、毅然としてこのアルバムを“ミス・ア・シング”好みな人に突きつけてやりたい。
 「Well I’m a road runner honeeey yeaaaooo!!!!」というスティーヴン・タイラーのシャウトがこのアルバムの骨格を支える「ロックンロールの真髄」を象徴している。このアルバムは、歴史あるブルースの名曲をエアロスミスが噛み砕き、よく咀嚼して独自のアレンジを加えて収録したカヴァー・アルバムだ。収録曲はマディ・ウォーターズなどの、今の時代でも古臭さを貫禄と偽る必要がないほどの名曲だらけ。それらを『Rocks』(76年)期のようなパワフル且つヘヴィな演奏でロックンロールする快作だ。「年相応のことがしたい」と言い張るオアシスには絶対生み出せないド迫力は、『Permanent Vacation』(87年)以降バラードに頼りがちだった彼らから、意地やプライドがまだ完全にはこぼれ落ちていなかったことを証明してくれた。エアロスミスのロックンロールって、こういうもんちゃうん?


おまけ
Aerosmith-Road Runner
22:13 | サークル | comments (3) | trackbacks (0) | page top↑
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